臨床微生物検査技術教本 第2版

臨床微生物検査技術教本 第2版

著者名 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会 監修
発行元 丸善出版
発行年月日 2024年01月
判型 A4 297×210
ページ数 484ページ
ISBN 978-4-621-30882-0
Cコード 3347
NDCコード 492
ジャンル 看護・介護・リハビリ >  臨床検査技術

内容紹介

臨床微生物検査は、患者の検体から感染症の原因となる微生物を同定し、医師が正確な診断・治療を行うための情報を提供する検査で、その重要性は極めて高い。 臨床微生物検査には、検体の採取やその取扱い、検査手順、関連法規、各種微生物の特徴など、広範な知識を理解することが求められる。紙面はすべてカラーで、写真を多く盛り込み、診断結果なども視覚的に理解しやすい。また、現場に立った時に役立つ知識なども紹介され、国家試験合格を目指す学生の教科書としてはもちろん、経験の浅い技師の手引書としても最適な一書。

目次 目次詳細はこちら(PDFで開きます)

A. 臨床検査の基礎と疾病との関連
1章 微生物学の歴史と分類
 1.1 微生物学の歴史
 1.2 生物学的位置
 1.3 分類
2章 形態,構造および性状
 2.1 細菌の構造と性状
 2.2 真菌の構造と性状
 2.3 ウイルスの構造と性状
3章 染色法
 3.1 細菌の観察と染色法
 3.2 真菌の観察と染色法
4章 発育と培養
 4.1 細菌の発育
 4.2 真菌の発育
 4.3 ウイルスの発育
 4.4 培地
 4.5 培養法と培養環境
5章 遺伝と変異
 5.1 遺伝と遺伝子
 5.2 遺伝情報の伝達
 5.3 変異
6章 滅菌と消毒
 6.1 滅菌法
 6.2 消毒法
7章 化学療法
 7.1 抗菌薬の基本
 7.2 抗菌薬の種類
 7.3 抗結核薬
 7.4 抗菌薬耐性
 7.5 薬剤耐性菌
 7.6 抗真菌薬
 7.7 抗ウイルス薬
 7.8 細菌の薬剤感受性検査法
 7.9 抗菌薬治療
8章 感染と発症
 8.1 常在菌叢
 8.2 微生物の病原因子
 8.3 宿主の抵抗力
 8.4 感染の発現
 8.5 感染経路
 8.6 現代の感染症の特徴
 8.7 食中毒
 8.8 バイオセーフティ
 8.9 感染の予防と対策
 8.10 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
 8.11 感染制御と感染制御チーム活動
B. 微生物学的検査
9章 細菌
 9.1 好気性・通性嫌気性グラム陽性球菌
 9.2 好気性グラム陰性球菌
 9.3 通性嫌気性グラム陰性桿菌
 9.4 好気性グラム陰性桿菌
 9.5 微好気性グラム陰性らせん菌
 9.6 好気性・通性嫌気性グラム陽性有芽胞桿菌
 9.7 好気性・通性嫌気性グラム陽性無芽胞桿菌
 9.8 グラム陽性抗酸性桿菌
 9.9 嫌気性グラム陽性球菌
 9.10 嫌気性グラム陰性球菌
 9.11 嫌気性グラム陽性有芽胞桿菌
 9.12 嫌気性グラム陽性無芽胞桿菌
 9.13 嫌気性グラム陰性桿菌
 9.14 スピロヘータ
 9.15 レプトスピラ
 9.16 マイコプラズマ
 9.17 リケッチア
 9.18 クラミジア
10章 真菌
 10.1 酵母様真菌
 10.2 糸状菌
 10.3 二形性真菌
 10.4 その他の真菌
11章 ウイルス
 11.1 DNAウイルス
 11.2 RNAウイルス
12章 プリオン
 12.1 異常型プリオン蛋白
13章 検査法
 13.1 無菌操作技術
 13.2 検体検査法とその技術
 13.3 検体別検査法
 13.4 嫌気性菌の検査法
13.5 抗酸菌の検査法
 13.6 真菌の検査法
 13.7 ウイルスの検査法
 13.8 免疫学的検査法
 13.9 遺伝子・蛋白検査法
 13.10 迅速診断技術
 13.11 検査に関与する機器
14章 微生物検査結果の評価
 14.1 検査の総合的管理と結果の評価
 14.2 医師とのコミュニケーション
略語一覧
査読者一覧
索 引

出版社からのメッセージ

本書は『臨床微生物検査技術教本』(2017年3月刊)の改訂版です。

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