内容紹介
本書では、耐衝撃設計における性能設計体系の中で性能照査法に焦点を絞り、衝撃作用を受ける構造物の設計体系の現状・課題を整理し、関連技術の調査および今後必要となる研究内容の方向性を示しています。性能照査法としては、簡略法、実験、数値解析について詳述しています。また、特に新しい内容として、RCはりと版に対する衝撃実験と数値解析を行って、衝撃作用を対象とした数値解析に関するVerification&Validationについて検討を行っています。さらに、初学者を対象として、低速から高速にわたる衝撃荷重を受ける各種構造物の研究変遷とビジョンおよびQ&Aをまとめ、衝撃現象をわかりやすく解説しています。
目次
第1編 耐衝撃設計における性能照査およびリスク評価の考え方と基本原則
第2編 簡略法による性能照査
第3編 実験による性能照査
第4編 衝撃問題を対象とした数値解析の検証と妥当性確認
第5編 衝撃問題に関する調査・分析資料