気品あるアタマと冒険ある実践

気品あるアタマと冒険ある実践

自由人物理学者・西村肇の思想と行動
著者名 西村 肇
発行元 丸善プラネット
発行年月日 2022年09月
判型 A5 210×148
ページ数 228ページ
ISBN 978-4-86345-527-6
Cコード 0095
ジャンル 文芸

内容紹介

あらゆる領域に対して、独自の視座で切り込んできた自由人物理学者、西村肇。その生い立ちから、学生時代、研究者時代、現在に至るまでを紐解き、そこに通底する気品とアタマの使い方、人生と世の中に対する接し方を、自らの生き様をもって示した一冊。

目次

第一章 天皇放送で天国から地獄へ 在満日本人だった私
第二章 死ぬはずだった働きづくめ引揚者 私
第三章 西村という男 講演速記者の感想実録 
第四章 独創(独走)者として生きた私 一生がどうつながっているか 
第五章 まず全体像をつかもう(東大新入生への講演) 
第六章 公害問題を環境問題ととらえた最初の人、平泉泰君 
第七章 用心しよう情報産業 
第八章 真実は自分の体でつかもう ワルシャワで 
第九章 情報と体験の違い クロアチア一ヵ月旅行
第十章 「毛沢東は間違えたと思う」と言った私 北京工科大学での講演で 
第十一章 日本人にとってはじめての挑戦 下り坂に生まれる個人 
第十二章 仕事は八時間、八〇%、二番でよい 
第十三章 全国学校指定図書『冒険する頭―新しい科学の世界』(西村肇、筑摩書房、一九八三年) 
第十四章 私の人生を変えた立ち上がり 
第十五章 立ち上がりの原点は父の話 まともなことは二代かかる 
第十六章 私を物理に引き入れたド・ブロイの最後書 陸軍参謀の叔父がくれた未刊の日本語訳 
第十七章 北一輝が示した直すべき日本 
第十八章 「教育」がなくす「自信と自負心」 態度の大きくない若者は見込みがない 
第十九章 習わないで気づいた代数と虚数 
第二十章 定年後最初に書いた「二十一世紀」論文 
第二十一章 真に「アタマのよい人物」に達したい人に伝える秘伝・直伝(理研講演) 
第二十二章 細心と冒険がなければ本物にならない二人の人間の関係 
第二十三章 仕事と生活 私の場合(1)│なぜ美しく食べるのか? 先生のフランス料理│ 
第二十四章 仕事と生活 私の場合(2)│死者も帰りたがる ニューハンプシャーで│ 
第二十五章 贅沢でしか実現できないこと 
第二十六章 交渉で大事なのは紳士的態度から生まれる気品 
第二十七章 流暢なロシヤ語が私の物理人生を大きく開いた 

定価:4,070円
(本体3,700円+税10%)
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