ブレインサイエンス・レビュー2021
著者名 | 廣川 信隆 編 板東 武彦 編 Thomas McHugh 著 |
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発行元 | アドスリー |
発行年月日 | 2021年04月 |
判型 | A5 210×148 |
ページ数 | 240ページ |
ISBN | 978-4-904419-99-1 |
Cコード | 3047 |
内容紹介
1章遺伝子改変マウスを用い、海馬の領域ごとの場所細胞の神経活動を解析。
2章脳情報処理の基本であるシナプスを介する細胞間の情報伝達を解説。
3章小脳での、シナプス前細胞から分泌されたタンパク質(Cbln)が、シナプス前部のニューレキシン受容体、シナプス後部のグルタミン酸受容体(デルタ型受容体)と結合して3者複合体を作ることを解説。
4章 高解像度、高S/N比プローブ(SEPIA)を開発、小胞体内腔のCaイオン動態を顕微鏡下でリアルタイムに可視化。
5章空間学習に関わる海馬の神経機構の数時間で完結するような行動課題を工夫し、課題遂行中の海馬から複数細胞の活動を記録、行動との関連を分析。
6章幼鳥が成鳥の歌を学習するメカニズムを通して、学習に関わる神経機構について概説。
7章不安障害での、恐怖と不安を引き起こす神経メカニズムについて解説。
他)全10章
目次
はじめに
序章 生命科学と生物倫理
1記憶の回路
2シナプス前終末の高頻度神経伝達物質放出メカニズム
3中枢神経系におけるグルタミン酸受容体と分泌型シナプス形成因子のクロストーク
4神経細胞における細胞内カルシウムストアの機能解析
5学習に伴った海馬神経同期発火のリアルタイム制御
6模倣を制御する神経メカニズム
7霊長類中枢神経系における恐怖の処理機構
8感覚免疫学
9ウイルス感染を用いたプリオン病発症モデルの構築
10脳卒中における錐体路ワーラー変性画像