内容紹介
日本建築学会構造委員会・鋼コンクリート合成構造運営委員会では、2015年4月に柱RC梁S混合構造設計小委員会を設置し、本構造の技術の発展および適正な設計・施工法の普及等を目的として、RCS構造の設計・施工指針の作成を開始しました。
本書はその成果物であり、先の刊行物を基にし、その後の研究成果を盛り込み、指針化したものになります。
なお、本指針では、RCS柱梁接合部の基本的なディテールを対象としています。また、柱や梁はそれぞれRC造またはS造の基・規準類に従って設計すればよいとの見解から、柱梁接合部に関する記述に重点をおいています。
本指針が、設計者の構造計画および設計の判断に役立つとともに、鋼コンクリート合成・混合構造の今後の発展に寄与することを期待しています。
目次
1章 総則
2章 使用材料
3章 基本事項
4章 梁貫通形式柱梁接合部の設計
5章 非梁貫通形式柱梁接合部の設計
6章 柱主筋の定着に対する設計
7章 架構の設計
8章 ブレースを有する架構の設計
9章 施工
付録