内容紹介
本書は地盤工学分野の学生や技術者が有限要素解析を初めて学ぶ際の参考書となるように書き下ろした3分冊シリーズの一つである。この第II巻では、現実の地盤工学的諸問題を解決するために有効な弾塑性FEMの定式化について詳述した。物理現象の数理モデルを有限要素により離散化するプロセス、弾塑性論の基礎と具体的な構成モデル(全応力)の紹介、非線形解析、材料定数の決定法、そして変形問題(静的、動的)、安定問題(静的)それぞれに対する弾塑性FEMの応用を紹介した。特に三次元弾塑性解析用のプログラム(静的・動的)を収録し、FEMの初歩的な操作を体験しながら習得することができる。
目次
第1章 弾塑性有限要素法の概要
第2章 静的解析(全応力、弾塑性)
第3章 銅的解析(全応力、弾塑性)
出版社からのメッセージ
本書は「地盤技術者のためのFEMシリーズ 2.弾塑性有限要素法がわかる 」(ISBN:978-4-88644-067-9)の新版です。