内容紹介
1945年8月6日、広島市に原爆が投下された。しかし、その一日のみで、一国単位で、「平和教育」という枠組みだけで、原爆投下を捉える必要はない。「ヒロシマ」と「平和」を問い直した先に、私たちは何を知り、何を考えるべきなのだろうか。本書では国民国家・総力戦体制、ナショナリズム、中央と地方の3つの視点から、ある時は東アジア史全体の中で、ある時は広島市の視点から、明治以降戦後の平和運動にいたる広島原爆投下/「ヒロシマの形成」の歴史を問い直していく。
目次
序章 広島と平和を考える視座について
コラム1 社会主義とは
第1章 明治・大正期のアジアと広島
第2章 日中14年戦争と広島
コラム2 時期区分と戦争の呼称について
第3章 アジア・太平洋戦争と広島
第4章 広島8月6日とその後
コラム3 史料について
第5章 敗戦から第1回原水爆禁止世界大会まで
第6章 第1回世界大会から第9回大会の分裂まで
終章 ヒロシマと廣島をとらえ直す
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