ホスピタリティ学のすすめ

ホスピタリティ学のすすめ(電子書籍)

著者名 服部 勝人
発行元 丸善出版
発行年月日 2012年01月

内容紹介

「ホスピタリティ・マネジメント学入門」で紹介した新たな学説,学術論文などこれまでの研究の成果を加えたホスピタリティを学ぶためのバイブル。「新概念としてのホスピタリティ」は「不安の除去」、「自立・対等・連携」対等となるにふさわしい、などをキーワードとし、人と人、人とモノ、人と自然との共生を視野にした相関関係についてその語源、歴史などから本来の意味を紐といたものである。

目次

第I部 ホスピタリティの基本理念
 第1章 ホスピタリティの意義
  第1節 いまなぜ,ホスピタリティなのか
   1―1 共生バランス崩壊の危機
   1―2 産業化がもたらしたもの
   1―3 社会バランスの崩れ
   1―4 ボーダレスの進展
   1―5 社会倫理としてのホスピタリティ
  第2節 ポスト・サービス社会の指標(サービス社会の終焉)
  第3節 学問としてのホスピタリティ
   3―1 ホスピタリティの学問的価値
   3―2 ホスピタリティ学の提唱
   3―3 ホスピタリティ・マネジメント学の提唱
 第2章 ホスピタリティの起源と文化
  第1節 ホスピタリティの起源
   1―1 社会的義務としてのホスピタリティ
   1―2 紐帯にみるホスピタリティ
   1―3 共存共栄のためのホスピタリティ
   1―4 共同体の秩序としてのホスピタリティ
   1―5 来訪者(異人)へのホスピタリティ
   1―6 来訪神信仰にみるホスピタリティ
   1―7 社会原則としてのホスピタリティ
   1―8 集団意識としてのホスピタリティ   
  第2節 西洋のホスピタリティ文化
   2―1 西洋のホスピタリティ文化の由来
   2―2 ケルト族nホスピタリティ文化
   2―3 ゲルマン民族のホスピタリティ文化
   2―4 キリスト教圏のホスピタリティ文化
   2―5 スラブ系民族のホスピタリティ文化
   2―6 イスラム社会のホスピタリティ文化
  第3節 東洋のホスピタリティ文化
   3―1 中国のホスピタリティ文化
   3―2 儒教にもるホスピタリティ文化
   3―3 ヒンドゥー教にみるホスピタリティ文化
  第4節 日本のもてなし文化
   4―1 「もてなし」の語意
   4―2 「もてなし」の強要
   4―3 「もてなし」にみる訴訟
   4―4 「ふるまい」の由来
   4―5 武家のもてなし
   4―6 庶民への「もてなし」の広がり
   4―7 もてなしの「場」
   4―8 同じ釜の飯(共飲共食)
   4―9 まれびと信仰にみる「おもてなし」
   4―10 日本の古代礼法
  第5節 ホスピタリティ文化の意味すること
   5―1 ホスピタリティの伝承の重要性
   5―2 「礼」にみる現代語
 第3章 文化遺伝子としてのホスピタリティ
  第1節 ホスピタリティの系譜
   1―1 文化遺伝子としてのホスピタリティ
   1―2 伝統とホスピタリティ
  第2節 環境と文化遺伝子
   2―1 環境に見る存在価値と存在意義
   2―2 文化形成の風(ふう)
   2―3 社会環境に見る存続理念
   2―4 文化遺伝子の継承
  第3節「文化遺伝子」伝承の危機
 第4章 ホスピタリティとサービスの語源と現代解釈
  第1節 サービスの語源と現代解釈
   1―1 サービスの語源
   1―2 サービスの現代解釈
  第2節 ホスピタリティの語源と現代解釈
   2―1 ホスピタリティの語源
   2―2 ホスピタリティの現代解釈
   2―3 ホスピタリティの言語的概念
  第3節 もてなしの語源と現代解釈
   3―1 もてなしの語源
   3―2 もてなしの現代解釈
  第4節 ホスピタリティともてなしとの相違
   4―1 ホスピタリティとの類似と相違
   4―2 ホスピタリティを「もてなし」と訳せない理由 
 第5章 ホスピタリティとサービスの概念比較
  第1節 曖昧なサービスの概念
  第2節 人間関係の条件にみるホスピタリティとサービス
   2―1 サービスの概念にける人間関係の条件
   2―2 ホスピタリティの概念における人間関係
  第3節 相互作用の相乗効果性にみるホスピタリティとサービス
   3―1 サービスの概念にける相互作用
   3―2 ホスピタリティの概念における相互作用
  第4節 経営管理の視点にみるホスピタリティとサービス
   4―1 サービスの概念における経緯管理
   4―2 ホスピタリティの概念における経営管理
第II部 新概念としてのホスピタリティ
 第6章 ホスピタリティの新たな学説
  第1節 ホスピタリティ主義(ホスピタリティズム)
   1―1 相互主義から多元的最適共創主義へ
   1―2 ホスピタリティズムの定義
  第2節 ホスピタリティの基本原理
   2―1 相互性の原理
   2―2 多元的共創の原理
  第3節 ホスピタリティとサービスの定義
   3―1 サービスの定義
   3―2 狭義のホスピタリティの定義
   3―3 広義のホスピタリティの定義
  第4節 知的感性時代の人財
   4―1 知的感性革命(第四の波)
   4―2 人材から人財へ
   4―3 ホスピタリターの定義
 第7章 ホスピタリティのフレームワーク
  第1節 ホスピタリティの構成要素
  第2節 機能的要素群
  第3節 物的要素群
  第4節 人的要素群
  第5節 創造的要素群
  第6節 最適共進要素群の構築(第5の要素群)
第III部 ホスピタリティの創造性 
 第8章 ホスピタリティの共創的相関関係
  第1節 共創的相関関係へのプロセス
   1―1 相互性の原理にみる共創的相関関係
   1―2 ホスピタリティ文化
   1―3 ホスピタリティ精神
  第2節 共創的相関関係のフレームワーク
   2―1 相互関係と相互作用にみる相関関係
   2―2 相互協力と相互連携にみる相関関係
   2―3 相互協調と相互補完にみる相関関係
   2―4 相互調和と相互進化にみる相関関係
  第3節 関係性における創造的共進化
 第9章 ホスピタリティの価値基準
  第1節 ホスピタリティの創造過程
   1―1 ホスピタリティの価値基準
   1―2 ホスピタリティの過程
   1―3 ホスピタリティの成果
   1―4 価値の昇華段階(SGV)
   1―5 巣間関係の重曹連関(CSI)
  第2節 ホスピタリティの価値基準にみる情態・状態
   2―1 基本価値と必要価値における情態・状態
   2―2 願望価値と期待価値における情態・状態
   2―3 予想価値と期待以上価値における情態・状態
   2―4 予想外価値と進化価値における情態・状態
   2―5 最適共振価値における情態・状態
第IV部 ホスピタリティの普遍性
 第10章  ホスピタリティ社会の到来
  第1節 共有意識の拡大
  第2節 共創と共有の共存社会
  第3節 多元的共創と最適満足型社会の到来
   3―1 多元的最適満足型社会への機運
   3―2 ホスピタリティ・ネットワーク
   3―3 グローバル・ホスピタリティ   
 第4節 21世紀はグローバル・ホスピタリティ・エイジ
第11章 未来遺産への道程
  第1節 ホスピタリティ教育
   1―1 ホスピタリティ教育の必要性
   1―2 ホスピタリティ教育の時期
   1―3 ホスピタリティ教育の場
   1―4 ホスピタリティ教育の内容
   1―5 対等となる相互学習・相互教育
  第2節 心の育成
  第3節 社会生活にみる人財育成
  第4節 未来遺産への指標
   4―1 ホスピタリティの普遍性
   4―2 人間の創造叡智
   4―3 ホスピタリティからウェルビーイングへの連動
   4―4 未来への扉

関連商品