内容紹介
1998年に亡くなった建築家・宮脇檀のエッセイ集が、愛娘・彩さんによる「まえがき」をプラスし新装版として復活。身近な住まいの周辺から街並みや環境にまつわる話から生活空間としての航空機まで、住宅建築の第一人者である宮脇流の切り口はいまだ古びることなく、病める現代に希望の光を投げかける。こんな視点で物事を見てみると日々の暮らしももっと面白いものになること請け合い。
目次
1 住まい日々
扉には住む人の品性が出る/生活物を始末できる玄関/床の間で変化を楽しむ/大きな食卓でだんらんの場/リビングを活かす方法/つり戸棚は窓にでもして/子供室は勉強部屋?/やる気になればできるインテリアの洗濯/納戸をやめて物を捨てる/ソファはひっくり返るもの/観葉植物、鉢ものドッと/暖かい“こたつ”は家の中心/休むためなら白熱灯の黄色い光
2 街と建物を語る
人はなぜ家を作るか/初めに生活があるはず/環境が家のあり方を決める/建てる家 買う家/都市に住む/一緒に住む時に
3 住まいちょっといい話
“風と共に去りぬ”の家は/風吹き通る男の部屋/上海のタウンハウスに人は溢れて/イラン高原の熱い砂/手作りの煉瓦/水の有無涼しさ/歴史が積み重なる町で/南の島で見る夕日/インド大陸を行く/リオの夜に思う/中国のトイレ/大きな暖炉/あざらしが占領した船着き場/美しい建物 美しい人/古い雰囲気だけの新しい街
4 良い環境に住む
良い環境に住む/見る窓、見られる窓/私の緑、みんなの緑/風が吹き抜ける家/屋根は雨のためだけではなく/カーポートはただの駐車場ではない/良い音、嫌な音/ご近所に何があるかが大事/外観を気にすること
5 街並みを考える
生きている道/建物が楽しい街/斜面に住む/共有の縁を持つ/集まりの場を持つ/建物を揃えること/車と人が共存する/歴史を持つ街/電柱のない街/種々の施設を混ぜる
6 航空をデザインする
生活空間としての航空/高速で移動する居住空間/航空の椅子も“休む椅子”/体内時計と関係なく食べる/非日常性のなかで眠る/生活と同じように楽しむ/リフレッシュする空間/旅の空間のアメニティ/航空の旅のデザイン
出版社からのメッセージ
本書籍は価格変更に伴い、ISBNを変更しました。内容に変わりはありません。
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