人間関係の生涯発達心理学

人間関係の生涯発達心理学

著者名 大藪 泰
林 もも子
小塩 真司
福川 康之
発行元 丸善出版
発行年月日 2014年09月
判型 A5 210×148
ページ数 192ページ
ISBN 978-4-621-08859-3
Cコード 3011
ジャンル 人文科学 >  心理学 >  心理一般
人文科学 >  心理学 >  発達心理

内容紹介

生涯にわたる人間関係と発達を解説するテキスト。 人生80年の時代を迎え、成人期以降の生き方をどうとらえるかは大きな問題になっている。本書の特色は、従来発達心理学が得意だった児童心理学だけでなく、生涯の発達段階を胎児期から高齢期までを扱っていること点。生涯という時間の流れのなかで、精神生活の移り変わりを、相互に比較可能な視点から、一定の展望ができる世界として描き出す。 各章末には第一線の研究者による最新のコラムも17個掲載。

目次

第1章 発達心理学における生涯発達
 1 児童心理学から生涯発達心理学へ
 2 生涯発達と段階論
 3 生涯発達と生態論
 4 生涯発達と関係論
 5 自己/他者/意味と生涯発達
 コラム:アロマザリングから見た子どもの発達
第2章 胎児期 
 1 妊娠することの意味
 2 妊娠から出産へ
 3 胎児の運動と感覚
 コラム:出生前診断とわたしたち
第3章 新生児期 
 1 乳児感の変化――無能から有能へ
 2 泣き・目覚め・眠り
 3 人を志向する感覚
 4 微笑がもつ働き
 5 新生児の自己感
 6 新生児模倣と他者感
 7 社会的脳
 コラム:NICUの赤ちゃんの人間関係
第4章 乳児期 
 1 情動の働き
 2 乳児の自己感
 3 乳児の他者感
 4 自己感と他者感の発生モデル
 5 意味に気づくとき
 コラム:重症心身障害児の人間関係
 コラム:乳児期:赤ちゃんの食と人間関係
第5章 幼児期 
 1 表象・ことば・鏡像
 2 心の理論
 3 アタッチメント
 4 家庭から地域社会へ
 コラム:自閉症臨床からみた発達:SCERTSモデルの発達観
第6章 児童期 
 1 小学生になること
 2 児童期のアタッチメント
 3 自我と超自我を育てる,安心なアタッチメント関係
 4 アタッチメントスタイル
 5 集団同一性と不登校
 コラム:施設で暮らす子どもの人間関係
第7章 思春期(青年期初期)
 1 思春期の始まり
 2 情動調整を助けるアタッチメント関係
 3 思春期における孤独の体験
 4 思春期の適応と不適応――防衛機能の視点から
 コラム:SNSと思春期
第8章 青年期中期
 1 青年期中期の特徴
 2 仲間関係の広がり
 3 自分自身を捉え直す
 4 青年期中期の自己の再構築
 コラム:親に感謝するこころ
第9章 青年期後期 
 1 青年期後期の特徴
 2 大学生活の意義
 3 異性との関係
 4 就職
 5 社会との関わりの中で
 コラム:恋人を欲しいと思わない青年の特徴
第10章 成人期 
 1 結婚と離婚
 2 親になること
 3 成人期の課題
 コラム:他者とのよりよい関係を築くための「キャリア」選択
第11章 前期高齢期
 1 老化と老成自覚
 2 高齢者としてのアイデンティティ
 3 老成自覚とエイジズム
 4 老年期の自尊感情
 5 老成自覚と健康
第12章 後期高齢期
 1 すすむ社会の高齢化
 2 孤独になる
 3 大切な人と別れる
 4 人間関係を作り直す
 5 老いた自分に寄り添う
 コラム:死に対する態度と人間関係 
第13期 超高齢期
 1 寿命と人生の第9段階
 2 パーソナリティの加齢変化と老年的超越
 3 おばあさん仮説と世代間の互恵的関係
 4 介護者と出会う 
 5 認知症の自分と出会う
 6 幸福な老いを求めて
 7 エピローグ
 コラム:日本の百寿者研究

定価:本体2,400円+税
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