アーベルとその時代 夭折の天才数学者の生涯

アーベルとその時代 夭折の天才数学者の生涯

著者名 願化 孝志
発行元 丸善出版
発行年月日 2003年01月
判型 A5 210×148
ページ数 601ページ
ISBN 978-4-621-06471-9
ジャンル 数学・統計学

内容紹介

ノルウェーで国民的ベストセラーとなった天才数学者アーベルの伝記。アーベルの生きた19世紀初頭はヨーロッパの激動期であり、時代の波はノルウェーにも押し寄せていた。著者は、この時代の政治家、宗教人、学者、文人、産業家などを多数登場させ、またアーベルの祖先、家族、友人についても入念に調べ、その人間模様までも描き出している。

目次

第1部 まえがき
  第一章 短い生涯
第2部 家系的背景
  第二章 アーベル家の系譜
  第三章 父のデンマーク勉学時代
  第四章 牧師と牧師補
  第五章 アーベルと、リーセールのシモンセン家
第3部 ヤールスタでの幼少時代
  第六章 フィンネイの牧師、クリスチャンサン監督管轄区の教会事情
  第七章 ニルス・ヘンリック誕生後の数年
  第八章 幼少時の学習と信仰
  第九章 戦争の陰におおわれた日常生活
  第十章 国外から押し寄せる大波
  第十一章 都市と村の新しい響き
  第十二章 国内と国外、危機と転換点
  第十三章 S.G.アーベル政治に踏み込む
  第十四章 ニルス・ヘンリックが育った環境
  第十五章 ニルス・ヘンリック故郷を出る
第4部 クリスチャニアでの門弟時代 一八一五年-一八二一年
  第十六章 新時代との出会い
  第十七章 学校生活、金の心配、劇場の喜び
  第十八章 クリスチャニアの日常生活、S.G.アーベル世の注目を浴びる
  第十九章 堅信礼と人生の方向
  第二十章 運命の一八一八年
  第二十一章 クリスチャニア、一八一八年秋
  第二十二章 数学史の中へ
  第二十三章 学校の日々といろいろの物語
  第二十四章 大学入試とさらなる勉学に向かって
  第二十五章 大学入試と実家喪失
第5部 大学生生活 一八二一年-一八二五年
  第二十六章 レゲンツェンの食事つき無料部屋
  第二十七章 哲学試験-勉学コースと教師たち
  第二十八章 大学生生活と友達の輪
  第二十九章 一八二二年春と初夏
  第三十章  夏、秋、冬、春
  第三十一章 コペンハーゲン旅行、一八二三年夏
  第三十二章 五次方程式および将来計画
  第三十三章 婚約と外遊準備
第6部 ヨーロッパ旅行
  第三十四章 コペンハーゲンとハンブルクを経てベルリンヘ
  第三十五章 ベルリン、一八二五年十月から一八二六年三月まで
  第三十六章 ライプツィヒを経てフライベルクへ
  第三十七章 ドレスデンを経てプラハへ
  第三十八章 ウィーンへ
  第三十九章 ウィーンからグラーツとトリエステへ
  第四十章  一路ヴェネティアへ、ヴェローナを経てボルツァーノへ
  第四十一章 ドロミティ山地、さらにインスブルックへ、リギ山へ
  第四十二章 パリ、一八二六年七月から十二月二十九日まで
  第四十三章 ベルリンとコペンハーゲンを経由する帰国の旅
第7部 ノルウェーでの最後の年々
  第四十四章 帰国
  第四十五章 クリスチャニア、一八二七年秋
  第四十六章 一八二八年一月から七月まで
  第四十七章 最後の夏
   第四十八章 最終ラウンド、一八二八年秋
第8部
  第四十九章 死の床
付録
  付録第一章 年表
  付録第二章 注釈と補足読み物
  付録第三章 出版されたアーベルの著作物の年代順目録
  付録第四章 注釈つき参考文献目録
  本文中に現われる文献の原語題名一覧

出版社からのメッセージ

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