マススペクトロメトリー

マススペクトロメトリー

原書名 Mass Spectrometry
著者名 日本質量分析学会出版委員会
発行元 丸善出版
発行年月日 2012年01月
判型 B5変
ページ数 588ページ
ISBN 978-4-621-06163-3
Cコード 3043
ジャンル 化学・化学工学 >  分析化学

内容紹介

化学、生命科学、その他関連分野で幅広く用いられる現代のマススペクトロメトリー。その基礎から最新技術、高度な方法論までを網羅した本格的教科書。基本原理から応用へと種々の実例を通して関連づけ、多数の図版や参考文献とともに詳細かつ分かりやすく解説。さらに本書では、要所毎をまとめた「ノート」に加え、日本の読者のために「訳者注」を補うなど、入念な工夫がなされている。基礎からしっかりと学びたい方、応用力を身に付けたい方、実務に携わる方の座右の書として最適。

目次

第1章 序論
 1.1 本書の目的とその葉に
 1.2 マススペクトロメトリーとは?
 1.3 ブラックボックスの中実
 1.4 用語
 1.5 単位,物理量,および物理定数
第2章 気相イオンの化学
 2.1 準平衡理論(QET)
 2.2 イオン化
 2.3 垂直遷移
 2.4 イオン化効率とイオン化断面積
 2.5 分子イオンの内容エネルギーとイオンの挙動
 2.6 QETから導かれる反応速度定数
 2.7 マススペクトロメトリーにおける時間スケール
 2.8 逆反応の活性化エネルギーと運動エネルギー放出
 2.9 同位体効果
 2.10 イオン化エネルギーと出現エネルギーの測定
 2.11 気相塩基性とプロトン親和力
 2.12 タンデムマススペクトロメトリー
第3章 同位体
 3.1 同位体に基づく元素の分類
 3.2 同位体分布の計算
 3.3 高分解能測定と精密質量
 3.4 分解能と同位体パターンの関係
 3.5 同位体パターンとイオンの価数の関係
第4章 装置論
 4.1 イオンビームの発生
 4.2 飛行時間型装置
 4.3 磁場セクター型装置
 4.4 リニア四重極型装置
 4.5 三次元四重極イオントラップ
 4.6 フーリエ変換イオンサイクロントロン共鳴分析部
 4.7 ハイブリッド装置
 4.8 検出器
 4.9 真空技術
 4.10 装置の購入について 
第5章 電子イオン化(EI)
 5.1 電子衝撃を受けた中性種の挙動
 5.2 電子イオン化のイオン源
 5.3 試料の導入
 5.4 イオンクロマトグラム
 5.5 EIに適した質量分析部
 5.6 EIに適した分析種
 5.7 EIによるマススペクトルデータベース
第6章 有機イオンのフラグメンテーションとEIマススペクトルの解釈
 6.1 σ結合の開裂
 6.2 α開裂
 6.3 ディストニックイオン
 6.4 ベンジル位での結合開裂
 6.5 アリル位での結合開裂
 6.6 不活性な結合の開裂
 6.7 マクラファティ転位
 6.8 逆ディールス―アルダー反応
 6.9 一酸化炭素(CO)の脱離
 6.10 熱分解とイオンのフラグメンテーション
 6.11 オニウムイオンからのアルケンの
 6.12 イオンニュートラルコンプレッックス
 6.13 オルト脱離(オルト効果)
 6.14 ヘテロ環式化合物
 6.15 マススペクトルの解釈に際してのガイドライン 
第7章 化学イオン化(CI)
 7.1 化学イオン化の基礎
 7.2 プロトン化による化学イオン化
 7.3 電荷交換化学イオン化
 7.4 電子捕獲
 7.5 CIにおける試料導入
 7.6 CIに適した分析種
 7.7 CIに適した質量分析部
第8章 電界イオン化(FI)と電界離脱(FD)
 8.1 電界イオン化過程
 8.2 FIとFDのイオン源
 8.3 フィールドエミッター
 8.4 FIスペクトル
 8.5 FDスペクトル
 8.6 FIおよびFDに適した分析種
 8.7 FIおよびFDに適した質量分析部
第9章 高速原子衝撃(FAB)
 9.1 FABおよびLSIMSのイオン源
 9.2 FABおよびLSIMSにおけるイオンの生成
 9.3 FABマトリックス
 9.4 FAB‐MSの応用
 9.5 マッシブクラスター衝撃
 9.6 カリフォルニウム252(252Cf)プラズマ脱離
 9.7 FABおよびLSIMSの一般的な特徴
第10章 マトリックス支援レーザー離脱イオン化(MALDI)
 10.1 LDIとMALDIのイオン源
 10.2 イオン生成
 10.3 MALDIマトリックス
 10.4 試料調製
 10.5 LDIの応用
 10.6 MALDI‐MSの応用
 10.7 シリコン上での脱離イオン化
 10.8 大気圧MALDI
 10.9 MALDIの一般的な特性 
第11章 エレクトロスプレーイオン化(ESI)
 11.1 ESIと関連する方法の開発
 11.2 ESIイオン源
 11.3 イオンの生成
 11.4 チャージデコンボリューション
 11.5 ESIの応用
 11.6 大気圧化学イオン化(APCI)
 11.7 大気圧光イオン化(APPI)
 11.8 ESIの一般的特徴
第12章 ハイフネーテッド技術
 12.1 クロマトグラフィー質量分析の一般的な特性
 12.2 ガスクロマトグラフィー質量分析
 12.3 液体クロマトグラフィー質量分析
 12.4 タンデムマススペクトロメトリー
 12.5 超高分解能質量分析計
付録A 付録
 A.1 元素の同位体組成
 A.2 炭素同位体パターン
 A.3 ケイ素と硫黄の同位体パターン
 A.4 塩素と臭素の同位体パターン
 A.5 特性イオン
 A.6 よくある不純物

出版社からのメッセージ

本書は改訂版『マススペクトロメトリー 原書3版』(2020年04月刊)を刊行しています。
本書は、2007年12月にシュプリンガー・ジャパン株式会社より出版された同名書籍を再出版したものです。

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定価:13,200円
(本体12,000円+税10%)
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