ソフト・エッジ

ソフト・エッジ

ソフトウェア開発の科学を求めて
著者名 中島 震
みわ よしこ
発行元 丸善出版
発行年月日 2013年03月
判型 新書 174×112
ページ数 242ページ
ISBN 978-4-621-05383-6
Cコード 0255
NDCコード 007
ジャンル 電気・電子・情報工学 >  シリーズ電気・電子・情報工学 >  情報研シリーズ
新書 >  丸善ライブラリー

内容紹介

システム障害が起きた時、原因は、ソフトウェアというものの特殊性に求められる傾向がある。ソフトウェアは、手で触れないし、目にも見えない。実体の不確かな存在は、理解しにくいものである。このような「よくわからないもの」に遭遇した際、人間の態度は2つに分かれる。つまり、思考停止するか、きちんと考えるか。 思考停止は、簡単である。無視してしまえば、それで済む。一方、考えることは、多大な努力を要する。次から次へと出てくる新しい用語に、頭がクラクラする。でも、用語のひとつひとつについて、専門の技術者と同じ理解が必要ということはない。適切な抽象レベルで、本質をつかんでいれば済むことである。本書では、そのような本質を読者がつかめるよう、さまざまな側面から、ソフトウェアの問題を考察する。

目次

第1章 社会の基盤をなすソフトウェア
第2章 頻発するソフトウェア障害
 2‐1 障害は続く
 2‐2 突然に表れる
 2‐3 障害は繰り返す
 2‐4 連鎖反応が起こる
 2‐5 係争に至る
第3章 科学的な方法への期待
 3‐1 客観的に示したい
 3‐2 専門性が期待される
 3‐3 科学が技術に近づく
第4章 ソフトウェアの科学と技術
 4‐1 情報を科学する
 4‐2 計算可能を科学する
 4‐3 資源には限りがある
 4‐4 リスクに備える
第5章 ソフトウェア開発の周辺
 5‐1 現象を知る
 5‐2 複雑化の理由を探る
 5‐3 モデリングする
 5‐4 検査する
 5‐5 システムを論じる
第6章 つながる世界のソフトウェア

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