環境工学より見た放射能リスク今昔

環境工学より見た放射能リスク今昔

著者名 内藤 幸穂
発行元 丸善出版
発行年月日 2012年11月
判型 四六 188×128
ページ数 184ページ
ISBN 978-4-621-08613-1
Cコード 0040
ジャンル 科学一般
物理学 >  放射線物理

内容紹介

3.11により、放射能汚染という新たな問題が提起された。 本書では、『如何にして放射能から身を守るべきか』『公害事典』『水質汚染防止と産業廃液処理』など、約50年前の翻訳著作にある放射能の項目などを中心に、廃棄物処理という立場から、原爆や原発に焦点を当てつつ今昔を語り、今日の世界に即応する放射能問題に関する知見を画く。

目次

序章 水道水から汚染物を除く
 有機物汚染と放射能汚染/水質汚染の歴史/原子エネルギー政策
第一章 環境衛生の歩み ―廃棄物処理の立場から―
 環境整備余禄/ビアスティン氏とスネル博士/国際廃棄物会議/マニフェスト/ガーベージ・マイ・デスティニィ/デモリッシュ・ウェイスト/WHAT NEXT?/ごみ発電/汚染の管理/原子力の平和利用
第二章 放射能の危険度 ―いかにして放射能から身を守るべきか―
 第一節 何も知らないことは恐怖を生む
  原子爆弾について/放射線とは/万一のとき
 第二節 恐怖は恐慌を生む
  都会に住む人は/一軒家の場合/田畑について/動物について/共同作業 
第三章 廃棄物処理から見た放射能リスク
 第一節 原発をつくる過程でのロウリスク
  合意形成の難しさ/代議員制度/多数決原理の導入/核エネルギーのへの期待
 第二節 原発は必要だったのかのハイリスク
  化石燃料の枯渇/システム・アナリシス/蓄積の過程/放射能と健康/エネルギー政策/放射能余話/牽強付会/繋文縟礼/バルネラビリティ/放射線単位
第四章 次代の環境工学者へ
 お雇い技術士/公理と常識を身につけよ/仕分け作業/古き境と新しき境と

定価:1,980円
(本体1,800円+税10%)
在庫:品切れ・重版未定