内容紹介
不世出の天才ラマヌジャン本人が書いた手紙、本人宛の手紙、同時代人がラマヌジャンに触れている手紙を可能な限り集め、詳しい注釈を添えた。ラマヌジャンがハーディに送った最初の2通の手紙を始め、同時代の数学者リトルウッド、ネヴィル、チャンドラセカールが書いた手紙、そして哲学者バートランド・ラッセルが書いた手紙まで、貴重な史料が数多く紹介されている。さらにラマヌジャンが友人・両親に送った手紙、当時のインドの新聞の記事なども取り上げ、この謎に満ちた伝説の天才の心模様や時代背景をも映し出している。
目次
ラマヌジャンの生涯
第1章 マドラス時代のラマヌジャン
第2章 ラマヌジャンからハーディに宛てた最初の2通の手紙とハーディの返信
第3章 渡英前夜
第4章 ケンブリッジのラマヌジャン
第5章 ラマヌジャン病気になる
第6章 ラマヌジャン インドに戻る
第7章 ラマヌジャンの死後
第8章 ラマヌジャンの論文と草稿
第9章 家族の記録