内容紹介
Rとは、S言語をモデルとして、1992年頃に誕生したオブジェクト指向のプログラミング言語であり、最新の統計的手法とグラフィックス作成機能をも兼ね備えた開発環境。R は誰でも自由に最新版をダウンロードして、自由に利用することができるソフトウェアなので、日本を含め世界中で急速にユーザーが増えている。本書は、R のグラフィックス機能を大幅に拡張する latticeパッケージを使いこなすための入門書であると同時に、データの性質にふさわしいグラフを正しく選択し描画するための解説書。グラフィックスは、いかにデータを表示するのかだけではなく、探索的なデータ解析において重要な役割を担っている。lattice パッケージは単変量から多変量まで、様々な性質のデータを効果的にグラフ化する関数を備えており、ユーザーはこれらの関数を自らの仕様に合わせて自由にカスタマイズすることができる。
目次
第1章 導入第I部 基礎第2章 lattice の技術的概要第3章 単変量分布の視覚化第4章 マルチウェイ表の表示第5章 散布図とその拡張第6章 3変量画像第II部 柔軟な調整第7章 グラフィックス・パラメータとそのほかの設定第8章 プロットの座標と軸の注釈第9章 ラベルと凡例第10章 データ操作と関連事項第11章 “trellis” オブジェクトの操作第12章 トレリス画像への対話的操作第III部 トレリス画像の拡張第13章 高度なパネル関数第14章 新しいトレリス画像参考文献訳者あとがき索引
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