平成24年1月 鉄道構造物等設計標準・同解説――基礎構造物

平成24年1月 鉄道構造物等設計標準・同解説――基礎構造物

著者名 国土交通省鉄道局 監修
鉄道総合技術研究所
発行元 丸善出版
発行年月日 2011年12月
判型 B5 257×182
ページ数 608ページ
ISBN 978-4-621-08415-1
Cコード 3351
NDCコード 516
ジャンル 土木・建築 >  シリーズ土木・建築 >  鉄道構造物等設計標準・同解説

内容紹介

国土交通省鉄道局長が通達する「鉄道構造物等設計標準」に鉄道総合技術研究所が理論的背景や設計実務に則した計算式等を加え解説するシリーズ。本書は構造物の性能に大きく影響する直接基礎・ケーソン基礎・杭基礎等の基礎構造に性能照査型設計法を全面的に導入した解説書。最新の地盤調査法や工事施工法に対応するとともに、高性能材料や新工法に対する照査手法についても詳しく解説。今回初めて性能照査型設計法を全面的に導入したため、性能項目ごとに設計限界値(鉛直・水平・回転・部材強度・変形)を設定、一般の設計条件での骨組解析モデル、特殊な設計条件に適用可能な構造解析モデルを解説、施工実態に即しコンクリート・鉄筋・継手等の適用範囲を設定、鋼管ソイルセメント杭・プレボーリング根固め杭・回転杭・シートパイル基礎等の新工法についても照査法を詳しく解説する等、設計実務に十分配慮した内容。

目次

第I編 総論
 1章 総則
  1.1 適用の範囲
  1.2 用語の定義
 2章 調査および構造計画
  2.1 調査
  2.2 構造計画
 3章 設計の基本
  3.1 設計の目的
  3.2 設計の前提となる施工および維持管理の条件
  3.3 設計耐用期間
  3.4 基礎構造物の設計方の区分
  3.5 設計上の地盤面
  3.6 不静定構造物の基礎
  3.7 設計計算の制度
  3.8 設計図書に記載すべき事項
 4章 要求性能と性能照査
  4.1 一般
  4.2 要求性能
  4.3 性能照査の原則
  4.4 性能照査の方法
  4.5 応答値の算定と限界値の設定
  4.6 安全係数
  4.7 修正係数
 5章 作用
  5.1 一般
  5.2 作用の特性値
  5.3 作用係数
  5.4 作用の種類と特性値の算定
  5.5 設計作用の組合せ
 6章 材料および地盤
  6.1 一般
  6.2 材料の性質
  6.3 材料の特性値および設計値
  6.4 地盤の諸数値の特性および設計用値
 7章 応答値の算定
  7.1 一般
  7.2 構造物のモデル化
  7.3 構造解析
  7.4 設計応答値の算定
 8章 安全性
  8.1 一般
  8.2 基礎の安定の照査
 9章 使用性
  9.1 一般
  9.2 基礎の安定の照査
 10章 復旧性
  10.1 一般
  10.2 基礎の残留変位の照査
 11章 耐久性
  11.1 一般
  11.2 基礎部材等の耐久性の検討
 12章 施工および維持管理
  12.1 一般
  12.2 施工
  12.3 維持管理の条件
第II編 各論
 13章 直接基礎
  13.1 一般
  13.2 直接基礎の設計応答値の算定
  13.3 直接基礎の性能照査
  13.4 特殊な設計条件の直接基礎
  13.5 フーチングの設計
  13.6 フーチングの構造細目
  13.7 直接基礎の施工管理
 14章 ケーソン基礎
  14.1 一般
  14.2 ケーソン基礎尾設計応答値の算定
  14.3 ケーソン基礎の性能照査
  14.4 特殊な設計条件のケーソン基礎
  14.5 ケーソン基礎部材等の設計
  14.6 ケーソン基礎の構造細目
  14.7 ケーソン基礎の施工管理
 15章 杭基礎
  15.1 一般
  15.2 杭基礎の設計応答値の算定
  15.3 杭基礎の性能照査
  15.4 特殊な設計条件の杭基礎
  15.5 杭基礎部材等の設計
  15.6 杭基礎の構造細目
  15.7 杭基礎の施工管理
 16章 鋼管矢板基礎
  16.1 一般
  16.2 鋼管矢板基礎の設計応答値の算定
  16.3 鋼管矢板基礎の性能照査
  16.4 特殊な設計条件の鋼管矢板基礎
  16.5 鋼管矢板基礎部材等の設計
  16.6 鋼管矢板基礎の構造細目
  16.7 鋼管矢板基礎の施工管理
 17章 その他の基礎
  17.1 一般
  17.2 連壁基礎
  17.3 シートパイル基礎
付属資料
 1.「基礎標準」改訂の趣旨と概要
 2.三軸圧縮試験の条件
 3.基礎形式の選定の考え方
 4.基礎の地盤ばね定数の変動を考慮した不静定構造物の設計方法
 5.性能照査に対する基本的考え方
 6.場所打ち杭に使用する各種材料や工法の取扱い
 7.既成杭の機械式継手
 8.基礎の設計に用いる地盤の変形係数
 9.砂質土の内部摩擦角
 10.土の単位体積重量
 11.岩盤等の諸数値の特性値および設計用値
 12.基礎の残留変位量の推定方法
 13.直接基礎の鉛直地盤反力係数
 14.直接基礎の地震時の照査指標の考え方
 15.直接基礎の圧密沈下量算定方法
 16.設計鉛直支持力度の斜面による補正係数の算定図表
 17.円形および小判形の直接基礎の設計鉛直地盤反力度の算定法
 18.ケーソン基礎頂版のせん断力に対する照査方法
 19.オープンケーソン刃口部のフープテンションの算定法
 20.杭の地盤抵抗のモデル化の考え方
 21.杭の鉛直地盤反力係数
 22.杭の設計鉛直支持力
 23.群杭における千鳥配列の影響の取扱い
 24.場所打ち杭の施工管理基準の例
 25.鋼管矢板基礎仮締切りの設計の手引き
 26.弾性床上の有限長梁モデルによる鋼管矢板基礎の構造解析
 27.プレート・ブラケット方式の設計方法

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