現場で役立つ洗浄評価法

現場で役立つ洗浄評価法

著者名 日本産業洗浄協議会
発行元 丸善出版
発行年月日 2011年04月
判型 A5 210×148
ページ数 248ページ
ISBN 978-4-621-08747-3
Cコード 3058
ジャンル 機械・金属・材料 >  機械工学一般

内容紹介

2008年8月に工業調査会より出版された同名書籍の再出版。製造業において、各種の部品を洗う洗浄工程は製品の質や歩留まりを左右する重要な工程である。その洗浄・乾燥のあとには、洗ったものの表面がどのくらいきれいになったか(清浄度)を確認する必要がある。清浄度の評価法が定まっていれば、生産する側と使用する側の評価が同一になり、製品自体の品質に対する認識も高まる。 本書は、産業洗浄において広く活用されている評価法を主体にまとめられている。1つの評価法を見開き2頁で完結にまとめ、経験の浅い現場の担当者でも読みやすい構成にした。規格(JISなど)をできるかぎり網羅するとともに、企業内評価法や利便性の高い評価法を盛り込んだ。

目次

第1章 洗浄評価法総論
 1 洗浄性能・清浄度評価法
 2 洗浄液評価法―環境整合・人体安全性の側面
 3 洗浄装置評価法
 4 洗浄周辺装置評価法
第2章 洗浄性能・清浄度評価法
 1 目視観察による清浄度評価法―目視法―
 2 拭き取りによる清浄度評価法―拭き取り法―
 3 呼気、スチームによる清浄度評価法―呼気法、スチーム法、くもり度法―
 4 墨汁、インクによる清浄度評価法―墨汁法、インク法―
 5 水切りによる清浄度評価法
 他
第3章 洗浄液評価法
 34 五感による洗浄液評価法―五感法―
 35 洗浄液の起泡性評価法―起泡度法―
 36 洗浄液のアルカリ度評価法―アルカリ度法,遊離アルカリ度法―
 37 洗浄液の酸濃度評価法―酸濃度法―
 38 屈折率による汚れ評価法―屈折率法―
 他
第4章 洗浄装置・洗浄周辺装置評価法
 50 液中音圧計測による超音波効果評価法―音圧法―
 51 アルミ箔による液中超音波効果の簡易評価法―アルミ箔法―
 52 電流値による超音波発振状態評価法―電流値法―
 53 溶存酸素濃度による洗浄液脱気状態評価表―溶存酸素濃度法―
 54 ジェット噴射洗浄力評価法―液噴射法―
 他
第5章 航空宇宙機器部品の洗浄・清浄度評価法
 61 顕微鏡による精密洗浄評価法―顕微鏡法―
 62 分光分析による精密洗浄評価法―赤外分光法、その他の方法―
 63 汚れ量計測による精密洗浄評価法―汚れ計測法―
 64 汚れ発光による精密洗浄評価法―蛍光法―
 65 表面処理前洗浄評価法―水はじき法―
第6章 洗浄廃液評価法
 66 化学的酸素要求量(COD)による廃液評価法―COD法―
 67 生物化学的酸素要求量(BOD)による廃液評価法―BOD法―
 68 n―ヘキサン抽出による廃液中脂分の評価法
 69 フッ素イオン計測による廃液評価法―フッ素イオン電極法―
資料編
 資料A 洗浄剤選択の考え方
 資料B 洗浄度の指標分類
 資料C 洗浄度の主な評価法
 資料D 部品類洗浄で実施されている主な洗浄度評価法
 資料E 洗浄剤管理の主な評価法 
 他

定価:3,080円
(本体2,800円+税10%)
在庫:品切れ・重版未定