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ファイバーモデルによる弾塑性有限変位解析

CD-ROM付

著者名	野中　哲也 著 吉野　廣一 著
発行元	丸善出版
発行年月日	2010年11月
判型	A5　210×148
ページ数	230ページ
ISBN	978-4-621-08306-2
Cコード	3051
NDCコード	515
ジャンル	土木・建築 >  土木

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内容紹介

本書ではファイバーモデルの理論から解析法、さらに座屈解析について解説。ファイバーモデル自体は材料非線形性を扱う手法だが、本書は幾何学的非線形性も考慮し弾塑性有限変位解析についても詳述。これらについてはより理解を深めることができるよう解析例を通して具体的に解説。 　また、本書付属のCD-ROMには著者らがこれまで研究開発してきたファイバーモデルの解析ソフトウェアEERC/Fiberを添付。この解析ソフトウェアは、理論、計算精度、解析規模、計算スピードにおいて、市販のソフトウェアに比べ、何ら遜色のないレベルを有している。是非ファイバーモデルを実際に使ってその素晴らしさを体験できる。

目次

１章　ファイバーモデルとは
　１．１　ファイバーモデルの概要
　１．２　鋼構造への適用
　１．３　梁理論の梁要素とＦＥＭ梁要素
２章　ファイバーモデルの理論
　２．１　理論
　２．２　高次要素への理論拡張
３章　橋脚の弾塑性有限変位解析
　３．１　鋼製橋脚の座屈現象
　３．２　単柱形式鋼製橋脚の解析［解析例３．１］
　３．３　幾何学的非線形性の評価
　３．４　ラーメン橋脚の解析［解析例３．２］
４章　ファイバーモデルの適用限界とシェル要素
　４．１　ファイバーモデルの適用限界
　４．２　シェル要素の概要
　４．３　シェル要素の理論
　４．４　シェル要素による局部座屈を考慮した解析［解析例４．１］
５章　柱部材の耐荷力解析
　５．１　柱座屈現象のモデル化および評価方法
　５．２　ファイバーモデルによる耐荷力の算定
　５．３　局部座屈まで考慮した解析法
６章　トラス構造の弾塑性有限変位解析
　６．１　トラス構造の実験概要
　６．２　実験のトラス構造を用いての解析［解析例６．１］
　６．３　初期不整の影響
７章　地震応答解析の方法
　７．１　入力地震動の作成
　７．２　地震応答解析の方法
　７．３　橋脚の地震応答解析［解析例７．１］
８章　トラス橋の地震応答解析
　８．１　トラス橋の解析事例［解析例８．１］
　８．２　多点入力の方法
　８．３　トラス橋の多点入力解析［解析例８．２］
９章　ファイバーモデルを活用した今後の展開
　９．１　大規模解析
　９．２　震源から構造物までの一体解析
付録：ファイバーモデルによる弾塑性有限変位解析ソフトウェアEERC/Fiberの使用要領　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　１．概要
　　１．１　解析機能
　　１．２　操作概要
　２．データの入力
　　２．１　入力シートの操作
　　２．２　入力データ仕様
　　２．３　構造図
　３．解析の実行
　　３．１　解析条件の設定
　　３．２　解析の実行
　４．結果の出力
　　４．１　解析結果情報
　　４．２　リスト
　　４．３　図
　　４．４　グラフ
　５．ビューワ
　　５．１　操作概要
　　５．２　解析モデルの読込み
　　５．３　操作方法
　６．動作環境およびインストール
　　６．１　動作環境
　　６．２　インストール
　　６．３　動作確認
　７．ソフトウェア構成
　８．制限事項