
内容紹介
本書は、情報学の専門家である著者が、インターネットの情報の多くを占める「ことば」を切り口に、インターネットのしくみやからくりを解き明かす。 数学やプログラムによる技術的解析とはひと味違ったアプローチで、爆発的に増加しているインターネット上の膨大な情報とのつきあい方や、その山から必要な情報を得るための検索技術、特定の文字数の文字パターンの出現率からインターネットのことばを解析する試み、コンピュータ翻訳技術の発展とその中で浮き彫りになる日本語の特徴、ウェブ(Web)上の生きた辞書「コーパス」、ネット上の「バーチャル」と現実社会の「リアル」の持つ非常に複雑な関係性、ウェブから引き出せる価値と将来の可能性や方向性など、「ことば」の専門家ならではの興味深い話題が満載。
目次
序 章 世界のすべての本をアレクサンドリアに
第一章 インターネットはことばの宇宙
第二章 情報爆発と検索のからくり
第三章 重要なことばは繰り返される
第四章 コンピュータが翻訳すると・・・
第五章 ネット上の別人
第六章 ウェブが知識をつむぎ出す
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