内容紹介

金属の腐食は、材料の環境の相互作用であり、それぞれの特性が腐食現象を支配する。本書は、装置の設計および稼働に従事する技術者が、様々な材料と環境の特性の影響について、基礎的な知識が身につくよう平易に解説。

目次

１章　材料環境学とは
　１．１　材料と環境との相互作用――腐食
　１．２　材料環境学の成立
　１．３　近年の材料環境学の発展――ステンレス鋼を例として
２章　腐食反応の特徴
　２．１　腐食反応の構成
　２．２　耐食金属
　２．３　腐食の不均一化
３章　腐食形態
　３．１　均一腐食
　３．２　孔食，すきま腐食
　３．３　応力腐食割れ
　３．４　異種金属接触腐食
　３．５　エロージョン・コロージョン
４章　材料
　４．１　炭素鋼，低合金鋼
　４．２　ステンレス鋼
　４．３　チタンとその合金
　４．４　アルミニウムとその合金
　４．５　銅と銅合金
　４．６　電子材料
　４．７　磁性材料
　４．８　希土類元素
　４．９　ＴｉＮコーティング
　４．10　ＴｉＯ２
　４．11　有機材料
５章　環境
　５．１　淡水および海水
　５．２　大気腐食
　５．３　電子機器の屋内腐食
　５．４　土壌
　５．５　コンクリート
　５．６　酸およびアルカリ
　５．７　高温腐食
　５．８　露店腐食
　５．９　油井・天然ガス井環境
　５．10　微生物腐食
６章　設計・診断
　６．１　材料選定
　６．２　腐食事例と腐食損失
　６．３　防食設計
　６．４　腐食試験法
７章　材料環境学のための電気化学
　７．１　電気化学反応とその平衡電位
　７．２　単一電極反応の速度式
　７．３　二つの単一電極反応の組合わせと腐食電位
　７．４　電位-pH図
　７．５　鉄の腐食と不動態化
　７．６　腐食速度

出版社からのメッセージ

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旧ISBN：978-4-621-03882-6
内容に変わりはありません。
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