電気・電子学生のための電磁波工学

電気・電子学生のための電磁波工学

著者名 稲垣 直樹
発行元 丸善出版
発行年月日 1980年09月
判型 A5 210×148
ページ数 230ページ
ISBN 978-4-621-08158-7
Cコード 3055
ジャンル 電気・電子・情報工学 >  電子・通信

内容紹介

マクスウェルの方程式を基礎とする動電磁気学を、電波工学、光波工学への応用を考慮して記述した教科書。通信における装置を、いかに効率よくシステム的に設計するかに力点を起き、基礎から応用までを分かり易く解説している。

目次

1.電磁界を支配する法則
 1.1 座標系
 1.2 ベクトル解析の復習
 1.3 マクスウェルの方程式
 1.4 媒質の種類
 1.5 境界条件
2.平面波
 2.1 マクスウェルの方程式の簡単な場合の解
 2.2 ポインティング・ベクトル
 2.3 調和振動電磁界の複素表現
 2.4 電磁波の分類
 2.5 偏波
 2.6 位相速度と群速度
3.平面波の反射と屈折
 3.1 完全導体面による反射
 3.2 2種媒質の平面境界における反射と屈折
 3.3 ブルースター角
 3.4 完全反射とエパネッセント波
 3.5 良導体
4.異方性媒質中の電磁波
 4.1 結晶中の光の伝搬
 4.2 電気光学効果
 4.3 プラズマ
 4.4 フェライト
5.スカラー・ポテンシャルとベクトル・ポテンシャル
 5.1 時間変化のない場とポテンシャル関数
 5.2 電磁波に対する遅延ポテンシャル
 5.3 ヘルツ・ベクトル
6.高周波用電装線路
 6.1 TEM波線路
 6.2 反射係数とスミス・チャート
 6.3 方形導波管
 6.4 円形導波管
 6.5 表面波線路
 6.6 光ファイバ伝送路
7.線状波源のつくる電磁界と線状アンテナ
 7.1 ダイポール・アンテナととモノポール・アンテナ
 7.2 微小ダイポール
 7.3 微小ダイポールの放射抵抗と8の字形指向性
 7.4 放射ベクトル
 7.5 折り返しアンテナとループ・アンテナ
8.面状波源のつくる電磁界と開口面アンテナ
 8.1 電磁ホーンと等価定理
 8.2 大口径アンテナ
 8.3 フレネル領域とフランホーファー領域  
9.アンテナの諸特性
 9.1 指向性
 9.2 放射電力
 9.3 放射抵抗
 9.4 実効高と実効長
 9.5 受信開放電圧
 9.6 受信有能電力
 9.7 実効面積
 9.8 利得
 9.9 フリスの伝達公式
10.アンテナの配列
 10.1 アレー・ファクタ
 10.2 リニア・アレー
 10.3 プラナ・アレーとアレー・オブ・アレー
 10.4 相互インピーダンス
 10.5 八木―宇田アンテナ
11.電磁波の散乱
 11.2 平面波の無限長導体円柱による散乱
 11.3 フレネル・ゾーン
 11.4 レーダの基礎方程式
12.大気・電離層・宇宙
 12.1 標準大気
 12.2 地球の等価半径と見通し距離
 12.3 ダクト
 12.4 電離層の観測
 12.5 正割法則と伝送曲線
 12.6 衛星通信
 12.7 電波天文学
付録
 A.1 物理定数
 A.2 ベクトル公式
 A.3 ベッセル関数
 A.4 スミス・チャート 

出版社からのメッセージ

本書籍は価格変更に伴い、ISBNを変更しました。内容に変わりはありません。
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定価:3,080円
(本体2,800円+税10%)
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