量子化学計算マニュアル
著者名 | 新化学発展協会 編 堀 憲次 監修 |
---|---|
発行元 | 丸善出版 |
発行年月日 | 2009年07月 |
判型 | B5 257×182 |
ページ数 | 120ページ |
ISBN | 978-4-621-08150-1 |
Cコード | 3043 |
NDCコード | 431 |
ジャンル | 化学・化学工学 > 理論化学・情報化学・計算化学 |
内容紹介
量子化学計算は、ソフトウェアおよびハードウェア双方の向上により、短時間で精度よく実施できるようになり、適応対象もバイオ、電子材料、光学材料などさまざまな分野に広がっている。 本書は、量子化学計算のノウハウの共有化と計算手法の精密化を目的として、Gaussian新規手法を中心に、研究に有用な方法を取り上げてマニュアルとしてまとめた。さらに、得られた結果の解析法・精度についても詳細に解説。量子化学計算を自らの研究に取り入れたいと考えている研究者にとって貴重な情報源となる一冊。
目次
1 分子間相互作用エネルギー補正法(Counterpoise補正)
1.1 分子間相互作用エネルギー計算におけるCounterpoise補正の実行例
1.2 よくある質問
2 NMRケミカルシフト計算手法
2.1 GaussViewおよびGaussian03を用いた溶媒効果を含めたNMRケミカルシフトの計算
2.2 Gaussian03を用いた31P-NMRケミカルシフトの計算
2.3 WinGAMESSを用いたNMRケミカルシフトの計算
3 励起状態計算法
3.1 Gaussian03のSAC/SAC―CIプログラムを用いたベンゼンの励起エネルギー計算
3.2 Gaussianを用いた励起状態計算
3.3 よくある質問
4 遷移状態探索手法
4.1 QST2を用いたDiels-Alder反応の遷移状態探索
4.2 QST3を用いたDiels-Alder反応の遷移状態探索
4.3 考察
4.4 よくある質問
5 ONIOM計算手法
5.1 Gaussian03を用いたONIOM計算(C-H結合解離エネルギー計算)
5.2 よくある質問
6 PBC(周期境界条件)計算法
6.1 Gaussian03を用いた周期境界条件(PBC)計算
6.2 よくある質問