c-Japan宣言

c-Japan宣言

情報を糧とした日本の未来ビジョン
著者名 曽根原 登
東倉 洋一
小泉 成史
発行元 丸善出版
発行年月日 2008年03月
判型 新書 174×112
ページ数 172ページ
ISBN 978-4-621-05376-8
Cコード 0255
NDCコード 007
ジャンル 科学一般 >  科学読み物
社会科学
新書 >  丸善ライブラリー

内容紹介

情報化が進んだ次の社会の未来像を探る。日本が目指すべき社会は、情報の量から質へ視点を転換し、新しい価値の創造を目指す「Japan Cool」である。それは「山椒は小粒でもピリリと辛い」、「大国でなくても世界から存在を認められ、尊敬されるような国」のこと。c-Japanのcはcool(格好いい)のcであり、culture、creativity、collaboration、content、consumerなどさまざまな意味を含んでいる。この新しいビジョンとはどのようなものかを様々な角度から探る。

目次

まえがき c-Japanとは? 曽根原 登・小泉 成史
第一章 c-Japanのcはcultureのc
 情報発信と文化の交流/必要な情報文化力/CESに見る戦略的情報発信/千代田図書館の新しい試み/便利な「新書マップ」/古書店を中心にした案内パネル/注目される「連想検索」/連想検索エンジンの開発/連想検索のやり方/「想―IMAGINE」の誕生/情報爆発の時代の到来/「映像・画像」による検索/NHKのニュース映像をデータベース化/独自の手法で成果をあげる/世界に通じる「映像検索」を/文化財をデジタル技術で保存する/文化財を身近にできる「CEAX」プロジェクト/情報は使ってもらわないと意味がない
『提言』 京都、デンマルクに学ぶ 長尾 真
第二章 c-Japanのcはcontentのc
 e-Japanの成果/劣化しないデジタル・データ/デジタル・データの保存/デジタル技術で変わるコンテンツの流通/増加する家族のICT関連費用/コンテンツの流通に必要なメタデータ/メタデータを使ったビジネス/検索に役立つメタデータ/メタデータをコンテンツにつける
『提言』 メタデータによるデジタル流通変革 曽根原 登
第三章 c-Japanのcはconsumer, citizenのc
 消費者が創り出すメディア/「君も映画監督になれる」/画像圧縮の国際標準づくり/デジタル・ムービー・ディレクターの開発/簡単に「映画」ができた/映画作りでわかること/アイキャッチャーになるメタデータ/放送と通信の融合へ/情報大爆発と生物の進化/皆が発信する社会に/文化変換と個人適応/「見せるICT」を目指す
『提言』 「心・命・界」が目指すもの 坂内 正夫
第四章 c-JapanのcはCyber Scienceのc
 CSIプロジェクト/変わる天文学の研究法/e-Scienceの誕生/e-Science誕生の三つの要因/第三の研究法「計算科学」/身近なところで使われている計算科学/スパコンで先行した米国/「地球シミュレータ」登場の衝撃/次世代学術ネットワークを運用へ/ソフトやスキルを持った人材の重要性/変わる高等教育・研究/学術利用からCIIへ
『提言』 c-Japan推進に向けて 所 眞理雄
むすび c-Japan宣言 東倉 洋一

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定価:836円
(本体760円+税10%)
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