希土類とアクチノイドの化学

希土類とアクチノイドの化学

原書名 Lanthanide And Actinide Chemistry
著者名 足立 吟也 監修
日夏 幸雄
宮本 量
発行元 丸善出版
発行年月日 2008年01月
判型 A5 210×148
ページ数 360ページ
ISBN 978-4-621-07937-9
Cコード 3043
NDCコード 436
ジャンル 化学・化学工学 >  無機化学

内容紹介

希土類およびアクチノイド化学の基礎から多様な知識と応用について分かりやすく解説した入門書。希土類だけでなくアクチノイドの性質について希土類との違いがわかるようにしっかり解説されている本はほかにはなく、本書の特徴でもある。学部三年生から院生の教科書として、または合成化学分野の企業の若手開発技術者の参考書として活用できる一冊。

目次

1 希土類を学ぶにあたって
 1.1 はじめに
 1.2 ランタニドの特徴
 1.3 希土類の存在量
 1.4 希土類の鉱物
 1.5 鉱石の分解と希土類の分離精製
 1.6 希土類,とくにランタニドの周期表中での位置
 1.7 ランタニド収縮
2 希土類―その基礎と熱化学
 2.1 希土類の電子配置とf軌道
 2.2 f軌道はどんな形をしているのか
 2.3 f軌道はどのようにしてランタニドの性質に影響を及ぼすのか
 2.4 ランタニド収縮はなぜ起きるか
 2.5 ランタニド系列元素とこれらのイオンの電子配置
 2.6 イオン化エネルギーの傾向
 2.7 原子半径とイオン半径
 2.8 希土類イオンの水和エネルギー
 2.9 希土類化合物の生成エンタルピー化
 2.10 酸化還元電位の傾向
3 希土類の金属と化合物
 3.1 はじめに
 3.2 希土類の金属
 3.3 二元化合物
 3.4 ホウ化物
 3.5 炭化物
 3.6 窒化物
 3.7 水素化物
 3.8 硫化物
4 希土類の配位化学
 4.1 はじめに
 4.2 錯体の安定度
 4.3 錯体
 4.4 アルコキシド錯体,アルキルアミド錯体と関連化合物
 4.5 希土類錯体の配位数
 4.6 二価および四価の酸化状態の配位化学
5 ランタニドの電子的性質と磁気的性質
 5.1 三価のランタニドイオンの磁気的および分光学的性質
 5.2 三価のランタニドイオンの磁気的性質
 5.3 ランタニドイオンのエネルギー準位図と電子スペクトル
 5.4 発光スペクトル
 5.5 NMRへの応用
6 希土類の有機金属化学
 6.1 はじめに
 6.2 三価の酸化状態
 6.3 シクロペンタジニエル錯体
 6.4 シクロオクタテトラエンジアニオン錯体
 6.5 二価の酸化状態
 6.6 四価の酸化状態
 6.7 金属―アレーン錯体
 6.8 カルボニル錯体
7 はみ出し者の元素:スカンジウム,イットリウム,プロメチウム
 7.1 はじめに
 7.2 スカンジウム
 7.3 スカンジウムの配位化合物
 7.4 スカンジウムの有機金属化合物
 7.5 イットリウム
 7.6 プロメチウム
8 有機化学に用いられるランタニドとスカンジウム
 8.1 はじめに
 8.2 セリウム(IV)化合物
 8.3 ヨウ化サマリウム(II)
 8.4 ディールス―アルダー触媒としてのランタニドβ―ジケトナト錯体
 8.5 塩化セリウム(III)と有機セリウム化合物
 8.6 塩化セリウム(III)と金属水素化物
 8.7 スカンジウムトリフラートとランタニドトリフラート
 8.8 アルコキシド錯体とアリールオキシド錯体
 8.9 ランタニド金属
 8.10 有機金属化合物と触媒
9 アクチノイド入門
 9.1 アクチノイドの存在
 9.2 元素の合成
 9.3 Th,Pa,Uの抽出
 9.4 ウラン同位体分離
 9.5 アクチノイドの性質
 9.6 アクチノイドの性質
 9.7 相対論的効果
10 アクチノイドの二元系化合物
 10.1 はじめに
 10.2 ハロゲン化物
 10.3 トリウムハロゲン化物
 10.4 ウランハロゲン化物
 10.5 ウラン,トリウム以外のアクチノイドハロゲン化物
 10.6 アクチノイド後半のハロゲン化物
 10.7 酸化物
 10.8 ウラン水素下部UH3
 10.9 オキシハロゲン化物
11 アクチノイドの配位化学
 11.1 はじめに
 11.2 アクチノイドの配位化学の一般的なパターン
 11.3 アクチノイド錯体の配位数
 11.4 錯体のタイプ
 11.5 ウランとトリウムの化学
 11.6 アクチノイド(IV)硝酸塩とハロゲン化物の錯体
 11.7 チオシアン酸
 11.8 アミド,アルコキシド,チオレート
 11.9 アクチニウムの化学
 11.10 プロトアクチニウムの化学
 11.11 ネプツニウムの化学
 11.12 プルトニウムの化学
 11.13 アメリシウムとそれ以降のアクチノイドの化学
 11.14 後半のアクチノイドの化学
12 アクチノイドの電子的磁気的性質
 12.1 はじめに
 12.2 吸収スペクトル
 12.3 磁気的性質
13 アクチノイドの有機金属化学
 13.1 はじめに
 13.2 単純なσ結合をもつ有機金属化合物
 13.3 シクロペンタジニエル化合物
 13.4 ペンタメチルシクロペンタジニエル配粒子の化合物
 13.5 トリス(ペンタメチルシクロペンタジニエル)系
 13.6 他のメタラサイクル化合物
 13.7 シクロオクタテトラエン二価陰イオンをもつ化合物
 13.8 アレーン錯体
 13.9 カルボニル
14 超アクチニドの合成と化学
 14.1 はじめに
 14.2 新しい元素を発見すること
 14.3 超アクチノイドの合成
 14.4 超アクチノイドの命名
 14.5 電子配置の予想
 14.6 元素の同定
 14.7 超アクチノイドの化学を予想する
 14.8 超アクチノイドの化学について知られていること
 14.9 そして将来

定価:5,390円
(本体4,900円+税10%)
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