脳で食べる

脳で食べる

美味と滋味〜おいしさの健康学
著者名 井上 勝六
発行元 丸善出版
発行年月日 2007年11月
判型 四六 188×128
ページ数 222ページ
ISBN 978-4-621-07924-9
Cコード 0077
ジャンル 科学一般

内容紹介

おいしいものを食べつけると「舌が肥える」が、これは舌の機能がよくなるのではなく、さまざまな味が脳に記憶されたことを意味する。おいしさで刺激され発達した脳は、同時に「脳で食べる」機能を発揮し、その結果、健全な心身の維持・成長を保証する。本書では、食の歴史や文化、医学や栄養学などを視野に、「おいしい」をキーワードに何をどのように食べたらよいのか、「食文法」の骨格を提示しつつ、「体と心に通じる胃の道」の案内を試みる。

目次

I おいしさを求めて          
 1 おいしさの系譜             
    食べるために生きる
    食いものの恨み
    軍旗は大鍋               
 2 昆布から始まった              
    昆布輸入国から輸出国へ
    昆布はヨードの倉庫
    縁起物となった昆布
    精進料理の誕生
    沖縄と昆布
    おいしさの組合わせ
    沖縄の味
    鰹節文化                
 3 おいしさを求めて              
    「うま味」は日本十大発明の一つ
    うま味は万国共通
    グルタミン酸の働き
    化学調味料と風味調味料
    良い食品のために
    おいしさと食育            
II おいしさの生理                       
 1 脳で食べる                      
    味覚の認識
    おいしさのホルモン
    舌を肥やす
    味蕾は味のセンサー
    咀嚼が脳を育てる
    咀嚼の効能
    若々しい脳のために
    唾液の効能
 2 おいしさの味 
    甘味は旨味
    甘味とともに
    油脂のおいしさ
    倹約遺伝子の働き
    ピマインディアンと糖尿病
    メタボリックシンドローム
    塩は命の素
    酸味のおいしさ
    苦味は大人の味
    辛味は痛み
    温かな食事はゼイタクな食事
    匂いのおいしさ
    腹八分目に医者いらず
    美味から滋味へ 
III 日常茶飯の食卓から
 1 五穀で養う
    主食は五穀
    粕と糠
    コメは一番
    生存の黄金率
    ダイズはマメの王様
    ダイズ食品を食卓に
    伝統食の見直しを
 2 植物性食品と第七の栄養素
    山菜の生命力
    ファイトケミカルの効用
    野菜の起源
    ヨーロッパのヨモギ
    中国のヨモギ
    日本のヨモギ
    茶の広がり
    薬から日常茶飯へ
    茶の薬効
    まずは一杯
 3 加薬はおいしい
    サプリメントとは
    興隆するサプリメント産業
    サプリメントはまずくて危険
    日常茶飯が原点
    イソフラボンの摂取量
    配合の妙
    スパイスの効能
    ハーブの効能
IV 食べものは心を結ぶ
 1 食べものは心を結ぶ
    初めに共食あり
    火を囲んで
    神様と一緒に
    パンを分け合う仲間
    映画に観る食卓
    自己家畜化現象
    文明化と人間の退行
    個食化する社会
    スローフードと食育
    茶の間の復活を
    隣人の命を食べる
    いただきます
 2 病める人の食卓から
    生きることは食べること
    植物人間から動物人間へ
    心の通う食卓
 3 母乳はなぜおいしいか
    ネオテニーとは
    子宮外の胎児
    口が脳を育てる
    母乳はおいしい
    スキンシップは心を育てる
    優しさという薬
    謎の微笑
    燃え上がるおまけの愛
    離乳食は母子同食を
    成人病胎児期発症説
    心を結ぶおむすび
    おふくろ・おやじの味

定価:本体1,600円+税
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