ものづくり大論

ものづくり大論

「モノ」づくりから「マーケット」づくりへ
著者名 福田 収一
発行元 丸善出版
発行年月日 2006年09月
判型 A5 210×148
ページ数 174ページ
ISBN 978-4-621-07752-8
Cコード 3034
NDCコード 336
ジャンル 社会科学

内容紹介

企業のイノベーションが大きな話題となっている。とくに最近はオープンイノベーションが大きな関心を呼び、その関連の経営書がいくつか出版されている。本書は、今後単なる技術の先端化では企業を永続させるイノベーションの実現はむずかしいこと等を指摘し、従来、経営者の仕事であったマーケット作りは、技術者が主導権を握るべきであり、製品開発以上にマーケット創造が技術者にとって重要となることを述べる。

目次

1.はじめに
2.大きく変わるマーケット
3.変化の時代:静から動へ
     鉄道から大航海へ、そしてクルーズへ
     農耕から狩猟へ
     価値観から価値感へ
     市場経済論から相対(あいたい)、関係性の世界へ
     物々交換から知々交換へ
     モノから人へ
     演繹から帰納へ:閉じた問題から開いた問題へ
     リニアから循環ループへ
     人材から人財へ
     改善から改革へ
     代数世界から組合せ世界へ
     個人からチームへ
     Howから、Whatへ、そしてWhyへ
     1次元評価から多次元評価へ
     モノづくりからマーケットづくりへ
4.人の時代
     Homo Faber   なぜ人間は道具を作るのか?
     Homo Ludens  なぜ人間は遊ぶのか?
     Homo Loquens なぜ人間は喋るのか?
     Homo Mobens なぜ人間は移動するのか?
5.21世紀は成長する製品の時代:製品イノベーション
6.21世紀は組合せの時代:企業イノベーション
     企業イノベーションは進化、製品イノベーションは成長
     ツリーイノベーションからネットワークイノベーションへ
                   :成長型イノベーションから進化型イノベーションへ
     スタープレヤー時代の終焉
7.コミュニケーションの時代
8.感覚の時代 -未体験の体験化
9.次世代産業の開発
  9-1.産業の発展
     Petty=Clarkの法則(第1次産業、第2次産業、第3次産業)
     「便利な生活」から「豊かな人生」へ
  9-2.産学連携
     大学生は将来のマーケット
     PBL
  9-3.「体験」産業
     「思い出」産業
     刷り込み(Imprinting)
    愛着(Attachment)
  9-4.「場」産業
  9-5.「サービス」産業
  9-6.「自己実現」産業、「挑戦」産業

10.21世紀は日本の時代-日本を売ろう!
     「日本で成功し、世界へ」の時代は終わった
     日本人の特徴を活かせ:個と全体の協調的発展

定価:2,640円
(本体2,400円+税10%)
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