線形代数学入門

線形代数学入門

行列と行列式
著者名 石川 晋
成 慶明
発行元 丸善出版
発行年月日 2006年05月
判型 B5 257×182
ページ数 238ページ
ISBN 978-4-621-07683-5
Cコード 3041
NDCコード 411
ジャンル 数学・統計学

内容紹介

「線形代数学を何のために勉強しなくてはならないのかさっぱり分からない」という初学者や工学系学生の疑問に応えた待望のテキスト。具体的例題をまず紹介し、その後でそれらを一般化した内容の解説を行うスタイルのため、初学者にとってとても学びやすい構成。充実した演習問題には、巻末に懇切丁寧な解説・解答がつけられているので自習書・演習書としても最適。

目次

第I部 線形代数学入門I(行列)
 第1章 ベクトルとベクトルによる図形解析
  1.1 ベクトルに関する高校数学の復習及びその補足説明
  1.2 ベクトル及びそれらの和とスカラー倍に関する一般的定義
  1.3 ベクトルの線形結合と基底
  1.4 ベクトル同士の内積,ベクトルの大きさ及びベクトルのなす角
  1.5 3次元ベクトル同士の外積(ベクトル積)
  第1章の演習問題と発展課題(交角,曲線,曲面,勾配,発散,回転)
 第2章 行列と行列のベクトルへの作用
  2.1 行列に関する高校数学の復習及びその補足説明
  2.2 行列の和とスカラー倍
  2.3 転置行列と対称行列と交代行列
  2.4 行列のベクトルへの作用
  2.5 行列の作用の線形的性質とその図形的意味
  2.6 行列の積
  2.7 行列の基本変形
  第2章の演習問題と発展課題(直交行列,巾零行列,巾等行列,指数行列)
 第3章 連立1次方程式の解法と逆行列の構成
  3.1 連立1次方程式の解法―行列の基本変形の応用―
  3.2 逆行列とその役割
  3.3 逆行列の求め方―行列の基本変形を利用する方法―
  第3章の演習問題と発展課題(線形的最小2乗法,行列の階数計算)
第II部 線形代数学入門II(行列式)
 第4章 行列式
  4.1 行列式の実践的定義(行列式の計算規則)
  4.2 行列式の上手な計算技法
  4.3 付録(行列式の一般定義)
 第4章の演習問題と発展課題(四面体の体積,余因子行列と逆行列)
 第5章 行列の固有値と固有ベクトル
  5.1 行列の固有方程式と固有値及び固有ベクトル
  5.2 行列の固有値の求め方
  5.3 行列の固有ベクトルの求め方
  5.4 行列の固有値や固有ベクトルに関する一般論
 第5章の演習問題と発展課題(確率行列,エルミート行列やユニタリー行列)
 第6章 応用(行列の固有値や固有ベクトルの利用法)
  6.1 応用1(ケーリー・ハミルトンの定理)
  6.2 応用2(連立線形微分方程式の解法)
  6.3 応用3(2次形式)
  6.4 応用4(2次曲面)
  6.5 付録(変数変換―正則線形変換,直交変換―)
 第6章の演習問題と発展課題(正値2次形式,エルミート形式)
巻末付録(抽象線形代数学への道すじ)
巻末付録(ギリシャ文字)
巻末付録(2次曲面の簡易分類表,2次曲線の簡易分類表)

出版社からのメッセージ

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本書は、書籍からスキャナによる読み取りを行い、印刷・製本を行っています。
一部、装丁が異なったり、印刷が不明瞭な場合がございますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
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定価:3,190円
(本体2,900円+税10%)
在庫:品切れ・重版未定

▼ 補足資料