情報通信システムの基礎

情報通信システムの基礎

著者名 諏訪 敬祐
家木 俊温
発行元 丸善出版
発行年月日 2006年01月
判型 A5 210×148
ページ数 192ページ
ISBN 978-4-621-07665-1
Cコード 3055
ジャンル 電気・電子・情報工学

内容紹介

情報通信システムとは、ネットワーク、情報通信機器などから構成される複合的な体系のことをいうが、携帯電話およびインターネットの急速な普及により、個人の日常生活のなかで不可欠なものとなっている。しかしながら、情報通信に関心をもつ一般利用者がこのシステムの基本的な仕組みや原理を理解する機会は必ずしも多くない。本書では、大学1〜3年生程度の一般学生、および情報通信に興味のある読者を対象に、情報通信システムにおけるコンピュータ、マルチメディア情報機器、ディジタル通信方式およびネットワークセキュリティ、暗号、相手認証技術などについて、専門的な技術的知識がなくても理解できるように平易に解説。その仕組みや基本原理について記述するとともに、さまざまなセキュリティ対策や暗号方式の基本と最新動向についても説明。特に、今後さらに重要となるセキュリティ、認証技術などについてわかりやすく解説。

目次

第1章 情報理論の基礎
 1.1 情報の表現
 1.2 情報の演算
 1.3 論理回路
第2章 コンピュータ
 2.1 半導体素子
 2.2 コンピュータの機能と構成
 2.3 演算装置
 2.4 記憶装置
第3章 ディジタル機器
 3.1 ディジタル機器の概要
 3.2 携帯電話端末
 3.3 ディジタルカメラ
 3.4 ディスプレイ機器
第4章 情報通信システム
 4.1 情報通信システムの構成
 4.2 ディジタル伝送システム
 4.3 多重化,同期,再生中継
 4.4 パルス符号変調方式
第5章 ディジタル符号化方式
 5.1 情報のディジタル化の原理
 5.2 情報の圧縮
 5.3 符号化方式
 5.4 誤り訂正方式
第6章 ディジタル通信方式
 6,1 通信におけるアクセス方式
 6.2 ディジタル変調方式
 6.3 ディジタル復調方式
第7章 情報通信システムの設計
 7.1 システム信頼性設計
 7.2 信頼度,稼働率
 7.3 システムの高信頼度化と信頼度
第8章 ユビキタス通信
 8.1 ユビキタス通信とサービス
 8.2 ネットワーク構成とセンサーノード
第9章 ネットワーク上の情報資産
 9.1 ネットワーク上の企業群
 9.2 ネット企業の資産
 9.3 ネット企業へのアクセス法
 9.4 ネット企業のセキュリティ要件
第10章 ネットワーク上の脅威
 10.1 事前調査
 10.2 サービスに対する脅威
 10.3 コンテンツに対する脅威
 10.4 電子メールの脅威
 10.5 企業内部の脅威
第11章 ネットワークセキュリティ
 11.1 ファイアウォール
 11.2 侵入検知システム
 11.3 サーバでの認証とアクセス権制御
 11.4 ワクチン
 11.5 暗号技術
第12章 暗号関数と利用法
 12.1 共通鍵暗号
 12.2 公開鍵暗号
 12.3 情報の暗号化
 12.4 ディジタル署名
第13章 相手認証技術
 13.1 パスワード
 13.2 電子証明書
 13.3 ICカード
 13.4 生体認証

定価:2,530円
(本体2,300円+税10%)
在庫:品切れ・重版未定