ゴム試験法 第3版

ゴム試験法 第3版

著者名 日本ゴム協会
発行元 丸善出版
発行年月日 2006年01月
判型 B5 257×182
ページ数 502ページ
ISBN 978-4-621-07657-6
Cコード 3050
ジャンル 化学・化学工学

内容紹介

日本ゴム協会が編集・刊行してきた『ゴム試験法〈新版〉』(1980年初版、1988年第2版)の改訂版。各種ゴムの構造や特性を解説し、それぞれに対する各種試験法について、最新の分析手法を含めて、詳細に解説。JISとISOの整合化や国際的な標準化の流れの中で、各種標準とその試験は重要性を増しており、この間の法律・規格の制定・改定に伴う変更点や、最新技術・手法・機器についての解説、および最新のデータを取り入れている。 ゴムに関する試験法をまとめたものは他に類がなく、ゴム製品に関わる会社、技術者にとっては必須の内容であり、各社・技術者個人の購入が見込まれる。今回の改訂版は初版から25年、第2版からでも17年ぶりで、JISおよびISOの標準化の流れの中で、2004年のISO国際会議の状況を反映させた最新版。

目次

序章
1 原料ゴムの構造,基本特性と試験方法
 1.1 原料ゴムの種類と特徴
  1.1.1 はじめに
  1.1.2 原料ゴムの分類と種類
  1.1.3 各種原料ゴムの特徴
 1.2 分子量・分子量分布と分岐度,ゲル
  1.2.1 はじめに
  1.2.2 平均分子量および分子量分布
  1.2.3 分子量および分子量分布の測定方法
 1.3 ガラス転移点および融点
  1.3.1 はじめに
  1.3.2 ガラス転移点および融点
  1.3.3 各種試験機の性能および相関
  1.3.4 未解決問題,試験法の限界
 1.4 原料ゴムの構造とキャラクタリゼーション
  1.4.1 はじめに
  1.4.2 ミクロ構造および連鎖形式
  1.4.3 末端構造および分岐
  1.4.4 共重合形式
  1.4.5 非ゴム成分およびアブノーマルグループ
  1.4.6 おわりに
 1.5 試料作製の一般的手順および原料ゴム共通の試験方法
  1.5.1 試料の採取方法
  1.5.2 混練方法
  1.5.3 試料および試料片の調製
  1.5.4 揮発分の測定
  1.5.5 灰分の測定
 1.6 各種ゴムの構造と特性および特有の試験方法
  1.6.1 天然ゴムおよびイソプレンゴム
  1.6.2 スチレンブタジエンゴム
  1.6.3 ブタジエンゴム
  1.6.4 クロロプレンゴム
  1.6.5 (ハロゲン化)ブチルゴム
  1.6.6 ニトリルゴム
  1.6.7 エチレンプロピレンゴム
  1.6.8 アクリルゴム
  1.6.9 フッ素ゴム
  1.6.10 エピクロロヒドリンゴム
  1.6.11 シリコーンゴム
2 配合剤の種類と試験方法
 2.1 配合剤の分類と特徴
  2.1.1 はじめに
  2.1.2 補強剤
  2.1.3 軟化剤と可塑剤
  2.1.4 老化防止剤
  2.1.5 加硫促進剤
  2.1.6 加硫剤
  2.1.7 助剤
  2.1.8 充てん剤
 2.2 配合剤の一般試験方法
  2.2.1 試料作製の一般的手順
  2.2.2 配合剤の一般試験方法  
 2.3 配合剤特有の試験方法
  2.3.1 有機ゴム薬品
  2.3.2 カーボンブラック・シリカなどの補強剤
  2.3.3 無機配合薬品
  2.3.4 プロセス油・可塑剤など
  2.3.5 その他
3 未加硫ゴムの加工特性と試験方法
 3.1 未加硫ゴム試験法の分類と技術開発状況
  3.1.1 はじめに
  3.1.2 未加硫ゴム試験法の分類
  3.1.3 未加硫ゴム試験における技術開発状況
 3.2 練り加工性
  3.2.1 はじめに
  3.2.2 練りロール機による加工性
  3.2.3 密閉式混練機による加工性
  3.2.4 その他練り加工機
  3.2.5 練り加工性の評価方法
  3.2.6 最近の研究動向
 3.3 押出加工性
  3.3.1 押出量について
  3.3.2 粘度
  3.3.3 ダイスウェル
  3.3.4 メルトフラクチャー
  3.3.5 バグレイ補正
  3.3.6 粘弾性
  3.3.7 ASTM D 2230について
 3.4 試料作製の一般的手順
  3.4.1 はじめに
  3.4.2 試料作製方法の重要性
  3.4.3 ゴム混練りのメカニズム
  3.4.4 標準原材料と試験用標準配合
  3.4.5 試料作製用混練装置
  3.4.6 混練りの手順
 3.5 加硫方法
  3.5.1 はじめに
  3.5.2 加硫方法の全般
  3.5.3 試験用加硫装置
  3.5.4 試験片作製の加硫条件
  3.5.5 試験片作製のための加硫
  3.5.6 特殊な加硫条件
  3.5.7 おわりに
 3.6 加硫度試験
  3.6.1 はじめに
  3.6.2 平衡膨潤度による加硫度試験
  3.6.3 ストレス・ストレイン図形から加硫度を求める方法
  3.6.4 可塑度試験機応用型加硫度試験とムーニースコーチ試験
  3.6.5 振動式加硫度試験
  3.6.6 むすび
 3.7 可塑度
  3.7.1 はじめに
  3.7.2 可塑度計の具備すべきタイムスケジュール
  3.7.3 各種可塑度計
 3.8 粘着・防着
  3.8.1 粘着
  3.8.2 防着
 3.9 配合剤の分散度
  3.9.1 カーボンブラックの分散度の評価
  3.9.2 その他配合剤の分散度の測定法
 3.10 未加硫ゴムの分析方法
  3.10.1 カーボンゲルの定量
  3.10.2 可溶ゴム分の分子量
  3.10.3 加硫促進剤の定量
  3.10.4 その他の組成分析
  3.10.5 未加硫ゴムのブルーム物分析
  3.10.6 再沈によるゴムの精製
4 加硫ゴム,熱可塑性エラストマーの基本特性と試験方法
 4.1 ゴムの物理「粘弾性」
  4.1.1 高分子の弾性・粘性・粘弾性
  4.1.2 応力・ひずみと弾性率・粘度
  4.1.3 粘弾性関数
  4.1.4 マスターカーブ
  4.1.5 高分子粘弾性の典型例
  4.1.6 ゴム材料の線形粘弾性の測定例
  4.1.7 非線形粘弾性の問題
 4.2 ゴムの化学「架橋と劣化」
  4.2.1 はじめに
  4.2.2 汎用ゴムの架橋の特徴
  4.2.3 化学架橋
  4.2.4 物理的相互作用による架橋
  4.2.5 劣化
  4.2.6 まとめ
 4.3 加硫ゴムの試験方法の分類と構成
  4.3.1 はじめに
  4.3.2 加硫ゴムの物理特性と物理試験法
 4.4 評価試料作製の一般的事項
  4.4.1 はじめに
  4.4.2 試料作製方法の重要性
  4.4.3 試験片の作製方法
 4.5 静的試験
  4.5.1 硬さ試験
  4.5.2 引張・圧縮・せん断試験
  4.5.3 引裂き試験
  4.5.4 大変形力学試験
  4.5.5 永久ひずみ試験
 4.6 動的試験
  4.6.1 動的性質試験
  4.6.2 疲労試験
  4.6.3 反発弾性試験
  4.6.4 摩耗試験
  4.6.5 摩擦試験
  4.6.6 制振・防振試験
 4.7 耐寒試験
  4.7.1 はじめに
  4.7.2 耐寒試験の種類と試験方法
  4.7.3 試験温度と状態調節
  4.7.4 各種の耐寒試験方法
  4.7.5 まとめ
 4.8 熱老化・耐放射線・耐候性・燃焼性試験
  4.8.1 熱老化試験
  4.8.2 耐候性試験
  4.8.3 オゾン劣化試験
  4.8.4 燃焼性試験
  4.8.5 耐放射線試験
 4.9 耐油・耐化学薬品試験
  4.9.1 はじめに
  4.9.2 膨潤曲線
  4.9.3 浸せき試験方法の分類
  4.9.4 浸せき試験方法
 4.10 気体透過、液体透過試験
  4.10.1 はじめに
  4.10.2 気体(液体)透過の原理
  4.10.3 気体透過性試験方法の分類
  4.10.4 気体透過性試験方法
 4.11 電気的試験
  4.11.1 はじめに
  4.11.2 電気絶縁特性
  4.11.3 誘電特性
 4.12 接着試験
  4.12.1 はじめに
  4.12.2 接着理論・接着技術・接着方法
  4.12.3 接着試験の分類
  4.12.4 接着試験方法
  4.12.5 おわりに
 4.13 汚染試験
  4.13.1 はじめに
  4.13.2 汚染現象の分類
  4.13.3 試験方法の概要
  4.13.4 試験方法の各論
 4.14 熱伝導率試験
  4.14.1 はじめに
  4.14.2 試験方法の分類
  4.14.3 各試験方法各論
 4.15 加硫ゴムの分析方法
  4.15.1 溶剤抽出
  4.15.2 ゴム分の定性
  4.15.3 カーボンブラックの定量
  4.15.4 灰分の定量
  4.15.5 熱重量測定法によるゴム組成比)
  4.15.6 カーボンブラックの定性
  4.15.7 亜鉛の定量
  4.15.8 全硫黄の定量
  4.15.9 遊離硫黄の定量
  4.15.10 硫化物硫黄の定量
  4.15.11 結合硫黄の定量
  4.15.12 老化防止剤の分析
  4.15.13 加硫促進剤の定性
  4.15.14 架橋形態および網目鎖密度の定量
  4.15.15 ガラス転移温度
5 ラテックスの基本特性と試験方法
 5.1 ラテックスの種類と試験法
  5.1.1 ラテックスの種類と特徴
  5.1.2 ラテックス試験方法概略
 5.2 試料作製の一般的手順
  5.2.1 原料ラテックスサンプリングと調整方法
  5.2.2 乾燥および加硫フィルム調整方法
 5.3 原料および配合ラテックスの試験方法
  5.3.1 原料ラテックス共有の試験方法
  5.3.2 原料NRラテックス特有の試験方法
  5.3.3 原料合成ゴムラテックス特有の試験方法
  5.3.4 配合ラテックスの試験方法
 5.4 乾燥および加硫速度の試験方法
  5.4.1 引張試験
  5.4.2 平衡膨潤率の測定
  5.4.3 老化試験
  5.4.4 硬さ試験
  5.4.5 その他の試験
 5.5 ラテックス製品特有の試験方法
  5.5.1 浸せき製品および注型製品
  5.2.2 フォームラバーなどのクッション材
  5.5.3 エマルション接着剤
  5.5.4 糸ゴム
  5.5.5 エマルション塗料
  5.5.6 カーペット裏張り材
  5.5.7 ゴム引布
6 ゴム製品の衛生問題と試験方法
 6.1 はじめに
 6.2 ゴム薬品・ゴム製品の安全性評価:法規制,標準規格,業界における自主基準(ガイドライン)
  6.2.1 ゴム薬品の安全性評価
  6.2.2 ゴム製品の安全性評価」
  6.2.3 食品用ゴム製品の安全性評価
  6.2.4 医療用ゴム製品の安全性評価
  6.2.5 家庭用ゴム製品等の安全性評価
 6.3 ゴム製品における安全性確保のための取組み
  6.3.1 ゴム製品による健康被害の発生実態:消費者アンケート調査
  6.3.2 ゴム製品による健康被害の原因究明
  6.3.3 ゴム製品における情報伝達の実態:化学物質等安全データシート(MSDS),製品表示
 6.4 ゴム製品の安全性評価における今後の課題
  6.4.1 安全性評価のための取り組み
  6.4.2 メーカーの役割
  6.4.3 健康被害の情報源
付録 
 付録1 測定値の処理方法
  付1.1 はじめに
  付1.2 測定値を求めるにあたって
  付1.3 測定結果の評価
  付1.4 測定結果のまとめ方
  付1.5 異常値の検定ーMandelのh,k統計量による検定法 
 付録2 規格略号および制定機関一覧
 付録3 原料ゴムおよびゴムの物理試験に関する主要国の規格一覧

定価:本体20,000円+税
在庫:品切れ・重版未定