内容紹介
ジェームズ・D・ワトソンの著作業績を網羅的に検証した初めての本。ワトソンには「二重らせん」「遺伝子の分子生物学」「細胞の分子生物学」など数多くの著作があり、すべて商業的に成功している。この40年以上にわたる著作物は、ワトソンが研究者や科学的指導者としての責務に全力で尽くしている合間に、執筆されたもの。ワトソンの著作を検証し、その共著者や出版社にインタビューし、ワトソン個人の著作原資料を調べ、そして、ワトソン自身との議論により、著作発表前の状況や発表後の評判を含め詳細な記述。科学の歴史、教育、コミュニケーションに関心があるすべての人に興味深い。
目次
序章
1 執筆人生
自伝
2 二重らせん
3 遺伝子、女達、そしてガモフ
論評
4 DNA物語、所長報告、その他のエッセイ
5 DNA:生命の秘密
教科書
6 遺伝子の分子生物学
7 組換えDNA
8 細胞の分子生物学
コーダ(フィナーレ)
著書目録――ジェームズ・D・ワトソン