ITのユニバーサルデザイン
著者名 | 三樹 弘之 編著 細野 直恒 編著 |
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発行元 | 丸善出版 |
発行年月日 | 2005年08月 |
判型 | A5 210×148 |
ページ数 | 208ページ |
ISBN | 978-4-621-07579-1 |
Cコード | 2055 |
ジャンル | 電気・電子・情報工学 > 情報・コンピュータ > 情報・webデザイン |
内容紹介
近年、国や自治体においてもユニバーサルデザインに一層目を向けるようになってきた。使いやすさを実現するプロセスの国際規格ISO13407制定を契機に、国や産業界の関心が高まった結果、2004年に高齢者・障害者対応の国内規格であるJISx8341が制定されることになった。本書では国内外の規格づくりをはじめ、製品設計、組織運営の確立などに腐心してきた経験豊富な著者ならではの独特の視点で、規格の背景や全体像が解き明かされるとともに、ユニバーサルデザインの具現化に際しても、デザイン部門のみが主導するのではなく、研究開発、製品開発、標準作成、企画・広報などの多くの部門のが横断的なネットワークを形成した取り組みの重要性を具体例を提示しながら解説。ユニバーサルデザインにかかわるあらゆる人の必読書。
目次
第1章 ITのユニバーサルデザインとは
1.1 注目されるユニバーサルデザイン
1.2 ITにおけるユニバーサルデザインの流れ
1.3 ユニバーサルデザインに必要な取組み
第2章 ユニバーサルデザインの歩み
2.1 ユニバーサルデザインの7原則
2.2 ユニバーサルデザインを取り巻く状況
2.3 各国に見るユニバーサルデザインへの対応
第3章 製品に対する取組み
3.1 製品に対する取組みの概要
3.2 ATMのユニバーサルデザイン
3.3 高齢者対応ATM
3.4 携帯端末による手話映像表示~見やすい提示方法とその評価
3.5 携帯端末による公共機器の操作~個人適応型ヒューマンインタフェースによるユーザビリティ・アクセシビリティの改善を目指して
3.6 旅客施設のユニバーサルデザイン
3.7 ウェブのユニバーサルデザイン
第4章 設計プロセスと組織・人に対する取組み
4.1 設計プロセス
4.2 組織・人
第5章 ユニバーサルデザインの限界
5.1 帯に短し、襷に長し型問題
5.2 齟齬矛盾型問題
付録
皆のための自動機器~自動機器の導入や改造,設置のためのガイダンス~