環境プロセスエンジニアリング

環境プロセスエンジニアリング

著者名 化学工学会
発行元 丸善出版
発行年月日 2006年01月
判型 B5 257×182
ページ数 188ページ
ISBN 978-4-621-07680-4
Cコード 3058
ジャンル 化学・化学工学

内容紹介

化学工学は今日の深刻な社会問題でもある環境分野にシステムとして取り組む上で重要な学問である。学生時代に学ぶことが将来どのように役立つのか気付きの機会提供に役立つ書。 具体的には、以下の3点にポイントが置かれている。(1)実例を基に、今まで、或いはこれから学ぶことの重要性を教える。(2)環境(CO2排出や資源枯渇)に配慮することの必要性を考えさせる。(3)環境技術をシステム的に組み立てる際の、化学工学的思考の重要性を認識させる。

目次

1 環境プロセスエンジニアリングとは
 1.1 環境とはなにか
 1.2 エンジニアリングとはなにか
 1.3 環境プロセスエンジニアリングの現在とその目指すもの
 1.4 環境プロセスエンジニアリングに求められるもの 
2 ライフサイクルアセスメント(LCA)
 2.1 ライフサイクルアセスメントとは
 2.2 LCAにおけるプロセス工学
 2.3 まとめ
3 低環境負荷エネルギー製造・利用技術
 3.1 DME製造プロセス
 3.2 太陽電池原料シリコンの製造技術開発
 3.3 水素製造: コークス炉ガス(COG)利用
 3.4 風力発電システム
 3.5 新エネルギー自動車と二酸化炭素排出のLCA
4 廃棄物資源化エネルギー化技術
 4.1 次世代ストーカ炉
 4.2 プラスチックスリサイクル(コークス炉)
 4.3 サーモセレクト方式廃棄物ガス化改質プロセス
 4.4 流動床ガス化溶融システム
 4.5 加圧二段ガス化システム(EUP)の開発
5 排水
 5.1 超高速凝集沈殿装置:スーパーオルセトラー
 5.2 フッ酸排水・回収装置:エコクリスタ
 5.3 半導体製造工場:TMAH回収装置
6 無害化・土壌修復
 6.1 飛灰中ダイオキシン類除去技術の開発:ハイクリーンDX
 6.2 土壌・地下水浄化技術
 6.3 天然ヤシ主成分アムテクリーンによる揮発性有機溶媒および硝酸性窒素除去
 6.4 エコセメント製造
7 大気環境保全・溶剤回収
 7.1 有機溶剤ガス回収装置“IDESORB”の開発
 7.2 軽油深度脱硫装置“IMDH”の開発
 7.3 高性能真空断熱材“U―Vacua”を採用したノンフロン冷蔵庫
 7.4 溶剤回収
8 グリーン製造技術
 8.1 副生CO2を原料とする新規な非ホスゲン法ポリカーボネート製造プロセス
 8.2 シクロヘキセン法シクロヘキサノール製造プロセス

定価:3,850円
(本体3,500円+税10%)
在庫:品切れ・重版未定