内容紹介
医学部の免疫学・膠原病学の教科書のみならず、看護など生命科学分野の多くの学生が、さらに興味をもって免疫学と膠原病学を学ぶための新しい時代の入門書。免疫学が臨床の現場の視点からわかりやすく考察されてあり、また膠原病が原因不明の特殊な難病として解釈されるのではなく、からだが本来もつ生体防御・免疫システムの変調として、免疫学から疾病までが一連の流れをもって、できるかぎり理論の縦糸を通して解説されている待望されたテキスト。
目次
１章 生体防御システムと抗体、Ｂ細胞
２章 Ｔ細胞と抗原提示
３章 第一線の非特異的防御機構
４章 免疫系の臓器とＤＣ
５章 サイトカインCytokine
６章 補体、プロスタグランジン、トロンボキサン、ロイコトリエンおよび接着分子
７章 感染に対する防御
８章 関節の構造と機能
９章 膠原病の概念と発症病因
10章 膠原病の診察法
11章 関節リウマチ Rheumatoid Arthritis（RA）
12章 全身性エリテマトーデス Systemic Lupus Erythematosus（SLE）
13章 混合性結合織病 Mixed Connective Tissue Disease（MCTD）
14章 強皮症 Systemic sclerosis（SSc）
15章 多発性筋炎・皮膚筋炎 Polymyositis／Dermatomyositis（PM／DM）
16章 全身性血管炎 Systemic Vasculitis
17章 シェーグレン症候群 Sjφgren's Syndrome
18章 抗リン脂質抗体症候群 Anti-Phospholipid Antibody Syndrome（APS）
19章 ベーチェット病 Behcet Disease
20章 痛風Goutおよび偽痛風 Pseudogout
21章 若年性関節リウマチ・若年性脊椎関節症、成人スチル病、ライム病
22章 リウマチ性多発筋痛症 Polymyalgia Rheumatica（PMR）
23章 Seronegative Spondyloarthropathy （SNSA）
24章 乾癬性関節炎 Psoriatic Arthritis
25章 サルコイドーシス Sarcoidosis
26章 掌蹠膿疱性骨関節症
27章 再発性多発性軟骨炎 Relapsing Polychondritis
28章 好酸球性びまん性筋膜炎
29章 線維筋痛症候群 Fibromyalgia Syndrome
30章 アレルギーと疾患
31章 いのちを診る
【付録】ＣＤ分類表
