内容紹介
あふれる情報のなかから真実とウソをどう見分けたらよいのか。統計的数字やマスメディアの情報にはちょっと知っていればわかるのに知らないとだまされてしまう。錯覚のように視覚などの感覚と認識の間にずれがあることも知っておかなければ、簡単にだまされてしまう。本書は、身のまわりにどんな「ウソ」があるのか、そのタイプ分け、またそれをどう見分けてどう身を守るかについて書かれた本である。挿絵も豊富で、錯覚をわかりやすく解説したり、本文の内容をおもしろく表現しており、読者をひきつける要素となっている。もともと子供のためのメディアリテラシーをベースにしているため、身近な実例をたくさん取り上げてわかりやすい。
目次
第1章 真実は小説よりも奇なり:真実はどこにあるの?
第2章 真実をかぎ分ける:感覚にだまされることもある
第3章 自分に正直であれ:自分自身につくウソ
第4章 社交的なウソ:ウソ?それとも礼儀?
第5章 数字の不思議:数字を使ったウソ
第6章 アメリカにネコはいない:歴史的事実と作り話
第7章 広告のウソ:意見や行動に対する広告の影響
第8章 帽子だけの人:PRとメディアのウソ
第9章 あなたは真実の追及者:ウソだらけの世界に生きる