交渉システム学入門
大学講義

交渉システム学入門

著者名 木嶋 恭一
発行元 丸善出版
発行年月日 2005年03月
判型 A5 210×148
ページ数 166ページ
ISBN 978-4-621-07546-3
Cコード 3034
ジャンル 社会科学

内容紹介

本書は、人間活動に数理的あるいは定量的な手法で切り込むいわゆる学際的・文理融合的なテーマに興味を持つ学部学生に対して、専門分野を超えて興味深い一冊。様々な分野の学部教育を終えて、交渉へのユニークなアプローチに興味を持ち始めた大学院生およびその予備軍の人たちにも、格好の入門書として価値がある。特に、ビジネススクール、技術経営(MOT)コースの大学院生は、主要な読者ターゲットとして想定。さらに、予備知識をほとんど仮定せず、豊富な例を交えながら様々なモデルを紹介・解説しており、知的好奇心旺盛なビジネスマンの方々にも興味深く読むことができる。実際の交渉にあたる実務家が、いわゆる「落としどころ」がどこなのかを冷静に見極め、交渉結果についての納得と自信を得るためにも有用。

目次

 第1講 オリエンテーション――交渉のシステムモデル学
第1部 交渉の構造モデル
 第2講 水平的2者間交渉――交渉の基本構造モデル
 第3講 ゲームの基礎概念――準備
 第4講 2者間交渉の一般ゲームモデル
 第5講 階層交渉モデル――外交と国内政治のモデル
 第6講 交渉の戦略的マネジメント――状況適応的アプローチ
 第7講 調停者を巻き込んだ交渉のモデル
第2部 交渉のプロセスモデル
 第8講 交渉のドラマティックモデル――ポジションと脅しの応酬過程のモデル
 第9講 コミュニケーションと理解の過程のモデル
 第10講 提携形成交渉のシミュレーション――ランドスケープ理論
第3部 参加型集団熟慮交渉とその支援
 第11講 参加型集団熟慮のシステムモデル
 第12講 パネル型政策形成とシナリオワークショップ――参加型集団熟慮の支援
 第13講 集団熟慮へのシステムアプローチ

定価:2,420円
(本体2,200円+税10%)
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