タンパク質ハンドブック
MARUZEN&WILEY

タンパク質ハンドブック

原書名 Proteins Biochemistry and Biotechnology
著者名 平山 令明
中村 和靖
西矢 芳昭
山下 光雄 
発行元 丸善出版
発行年月日 2003年07月
判型 A5 210×148
ページ数 550ページ
ISBN 978-4-621-07272-1
Cコード 3043
ジャンル 化学・化学工学

内容紹介

タンパク質を、基礎のバイオケミストリーから発展のバイオテクノロジーまで、包括的・現代的にまとめた書。 基礎では、タンパク質そのものを理解するにあたっての必修事項から取扱い方までを簡潔にまとめている。発展では、医療、分析、工業的用途について幅広く、それでいて全体が掴めるように解説。物質ごとに詳しく解説していることに加えて、最近の事例までを様々に選りすぐって解説し、より広い視野で理解できる構成。 また、章ごとに参考文献が、内容別、成書・論文別に分けられて、的確に数多く挙げてあり、さらに深く勉強したい人によいリスト。 バイオケミストリー、バイオテクノロジー、関連分野を学ぶ学生にとっては、座右の書となりうる一冊であり、また、この分野および関連分野のみならず、医学、薬学系の技術者、研究者から文系職まで、参考文献として読むには申し分ない。

目次

1章 タンパク質構造
 1.1 はじめに
 1.2 タンパク質構造の概要
 1.3 高次構造
 1.4 タンパク質の翻訳後修飾
 1.5 タンパク質の安定化と折り畳み
 1.6 さらに進んで勉強するために
2章 タンパク質源
 2.1 はじめに
 2.2 タンパク質源としての微生物
 2.3 植物由来のタンパク質
 2.4 タンパク質源としての動物組織
 2.5 直接化学合成
 2.6 結論
 2.7 さらに進んで勉強するために
3章 タンパク質精製と特性解析
 3.1 はじめに
 3.2 タンパク質の第1段階の回収
 3.3 ホール・セルと細胞残屑の除去
 3.4 濃縮と基本的な精製
 3.5 カラム・クロマトグラフィー
 3.6 タンパク質の不活性化と安定化
 3.7 タンパク質の特性解析
 3.8 さらに進んで勉強するために 
4章 タンパク質の大量精製
 4.1 一般原理
 4.2 治療用タンパク質の生産:特殊な問題
 4.3 タンパク質性の治療用製品に含まれる不純物と医学的重要性
 4.4 最終製品のラベルと包装
 4.5 さらに進んで勉強するために
5章 治療用タンパク質:血液由来製品とワクチン
 5.1 はじめに
 5.2 血液由来製品
 5.3 血友病AおよびB
 5.4 抗凝固剤
 5.5 血栓溶解剤
 5.6 その他の血液関連製品
 5.7 エアクチン技術
 5.8 エイズワクチン
 5.9 さらに進んで勉強するために
6章 治療用抗体および酵素
 6.1 はじめに
 6.2 in vivo用途の抗体
 6.3 治療用酵素
 6.4 さらに進んで勉強するために
7章 治療用に使用される使われるホルモンおよび成長因子
 7.1 はじめに
 7.2 インスリン
 7.3 グルカゴン
 7.4 ゴナドトロピン[性腺刺激ホルモン]
 7.5 成長ホルモン
 7.6 エリスロポチエン
 7.7 ほかの成長因子
 7.8 チロトロピン
 7.9 コルチコトロピン
 7.10 プロラクチン
 7.11 ペプチド性調節因子
 7.12 さらに進んで勉強するために
8章 インターフェロン、インターロイキン、その他の調節因子
 8.1 調節因子:サイトカインとホルモン
 8.2 インターフェロン
 8.3 インターロイキン 
 8.4 腫瘍壊死因子
 8.5 コロニー刺激因子
 8.6 サイトカインの毒性
 8.7 さらに進んで勉強するために
9章 分析用酵素
 9.1 はじめに
 9.2 診断用/分析用試薬としての酵素
 9.3 バイオセンサー
 9.4 分析用試薬としての抗体
 9.5 さらに進んで勉強するために
10章 工業用酵素-序論
 10.1 工業用酵素
 10.2 固定化酵素
 10.3 極端条件生物
 10.4 さらに進んで勉強するために
11章 工業用酵素-プロテアーゼとカルボヒドラーゼ
 11.1 タンパク質分解酵素
 11.2 カルボヒドラーゼ(糖に作用する酵素)
 11.3 リグノセルロース分解酵素
 11.4 ペクチンとペクチン酵素
 11.5 さらに進んで勉強するために
12章 その他の工業用酵素
 12.1 リパーゼ
 12.2 ペニシリン・アシラーゼ
 12.3 アミノ・アシラーゼとアミノ酸製造
 12.4 シクロデキストリンとシクロデキストリン・グリコシルトランスフェラーゼ
 12.5 家畜栄養用酵素
 12.6 酸化還元酵素
 12.7 分子生物学用酵素
 12.8 さらに進んで勉強するために
13 非触媒工業用酵素
 13.1 序論
 13.2 タンパク質の機能特性
 13.3 乳汁および乳タンパク質
 13.4 動物および微生物タンパク質
 13.5 甘味および味覚調節タンパク質 

定価:14,850円
(本体13,500円+税10%)
在庫:品切れ・重版未定