内容紹介
本書は「浜浅葉日記」という幕末の農民であった浅葉任三郎の日記を基本資料として「旅」を切り口に幕末の村人の実相をさぐろうとしたものです。なお、「浜浅葉日記」とは天保5年(1834)から明治35年(1902)まで三代にわたって書き継がれたものである。旅を主題に幕末の村人の暮らしを「浜浅葉日記」をとおし本音で語る書である。
目次
第1章 幕末に生きたある村人の半生の旅/第2章 幕末の街道・往来・潮路/第3章 村を訪れる旅人たち/第4章 盛夏の旅・大山詣でと富士登拝/第5章 三浦半島からの江戸旅/第6章 旅さまざま/第7章 道中記にみる旅