内容紹介
言語学などでは、文の意味を理解する能力が考えられ、文(言葉)が伝える情報を知る能力は考えられない。そこでは、文が伝える情報を知る能力が考えられないから、文の意味を理解する能力を理解する能力がうまく説明できないのである。文が伝える「どこで誰が何を行っている」という情報を知っている状態を作ること、その情報を一時的に記憶しながらその情報の内容を理解することである。本書は情報を知っている状態を作るための手続き処理を行う仕組みを解説している。
目次
序章 脳・意識・言葉/第1章 意識と私/第2章 生得的な認知能力と習得した認知能力/第3章 言葉が伝える情報を知る仕組み/第4章 言葉が伝える情報を記憶する仕組み