内容紹介
豊富な水に恵まれ、稲作文化を築いてきた「瑞穂の国」も、近年、急激な産業の発達と都市化が進んだ結果、水の汚染が大きな社会問題を引き起こすこととなった。いまや「水」は、「ごみ」と同様、生活に密着した関心度の高い環境問題です。本書は、もっとも普及している活性汚泥法から超臨界水を利用した最新の処理方法までを、排水処理に関する特殊な用語解説を織りまぜながら、わかりやすく解説しています。
目次
●第1章 水処理へのアプローチ 生命と水/日本の降雨量と山紫水明の迷信/地下水の話 他
●第2章 さまざまな排水処理技術 排水処理の基本パターン/活性汚泥法/オゾン処理 他
●第3章 汚泥処理 汚泥脱水/汚泥乾燥/急速堆肥(コンポスト)/汚泥焼却
●第4章 新しい生物処理 生物学的脱窒素法/生物学的脱リン法/膜分離法 他
●第5章 近代処理法 超臨界水とは/超臨界水の特長/下水汚泥処理への応用 他