内容紹介
近年の局地的集中豪雨による水害などは、もはやこれまでの河川や下水道といった線上のインフラストラクチャーだけでは対応できず、面状の流域対策の強化が求められている。流域対策は、すべての建築が積極的に関わらなければ実現できない性格のものであり、建築とその敷地でどのような流域対策を行えばよいのか、その方策を示すことが本書の役割です。雨水をフロー(排出する)からストック(蓄える)へと取組み方を変換していくことを目指し、これを実践するための方法を技術的な規準としてまとめています。
目次
第1章 目的と範囲
第2章 総則
第3章 蓄雨技術
第4章 敷地別蓄雨
第5章 雨水活用評価
第6章 雨水活用事例