内容紹介
本書は、インフラの種類ごとに、被害状況、被害の原因、復旧の方針や復旧状況などについて取りまとめたものです。基本的には、実際の復旧の陣頭指揮に当たった部署に取りまとめていただきました。特に、第3章では、橋梁構造物について詳細な分析結果を記載しました。250以上もの橋梁で上部工等の流失が生じた事態を受けて、土木学会コンクリート委員会に設置された「津波による橋梁構造物に及ぼす波力の評価に関する調査研究委員会」の成果に基づいて記載しました。2004年のスマトラ沖地震も含む過去の津波による被害をまとめ、今回の津波による橋梁の被害については、被害の詳細な原因分析の結果もまとめられています。
目次
第1章 はじめに
第2章 港湾・海岸構造物
第3章 橋梁構造物
第4章 土構造物
第5章 河川構造物
第6章 下水道施設
第7章 おわりに