内容紹介
ヨーロッパの中でも近代統一国家の形成が遅かったドイツにおいて、人々を「ドイツ人」へと自覚させ形成させる役割を担ったのが、言葉であり、古くから姿を変えつつ受け継がれてきた言語文化だった。中世からルネサンス・バロックを経てゲーテとシラーに到るまでの歴史と建築・文学の流れと、彼らの後のロマン主義の潮流の中でナショナリズムへと舵を取るドイツ語圏の姿とを素描することで、「ドイツ」へと至る文化を読む。
目次
第1章:序――文化についての基本的考え方
第2章:ロマネスク様式・ゴシック様式
第3章:ルネサンスI
第4章:ルネサンスII
第5章:バロックI
第6章:バロックII
第7章:啓蒙主義I
第8章:啓蒙主義II
第9章:ロマン主義
第10章:おわりに
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