内容紹介
「難解で面白くない」と思われがちな建築構造力学を学生がより親しみやすく、興味を持てるようにオリジナルな図・イラスト・写真を使ってビジュアルに展開した教科書。定義・基本例題の順に基本的な考え方をわかりやすく解説し、より実践的な実力が身につくよう演習問題および解答を付し、独学でも問題を解く力が体得できるよう配慮している。
目次
1 骨組理論の特徴
1.1 骨組の構成要素
1.2 骨組の種類
1.3 骨組理論における仮定
1.4 骨組構造の解析
1.5 符号の既約
2 たわみ角法
2.1 基本仮定
2.2 たわみ角法公式
2.3 変位の適合(連続)条件式
2.4 力の釣合条件式
3 モーメント分配法(固定モーメント法)
3.1 解法原理
3.2 節点移動のない場合の一般的手順
3.3 特別な部材の分配率と伝達率
3.4 節点移動のある場合の解法
3.5 節点移動のある場合の一般的手順
3.6 多層矩形ラーメンの場合
4 建築骨組の近似解析
4.1 複数の平面ラーメンを連結して構成された3次元骨組
4.2 単純骨組モデルの水平力分担公式
4.3 1層建築骨組の水平力分担公式
4.4 多層建築骨組
4.5 多層有壁ラーメン
4.6 床板の水平面内の回転と剛心
4.7 建築骨組の構造設計
5 変位法(剛性法)
5.1 考え方
5.2 トラスの系剛性行列
5.3 曲げを受ける部材の剛性行列
5.4 直接剛性法
5.5 中間荷重
5.6 骨組の不安定
6 仮想仕事の原理
6.1 仮想変位の原理
6.2 単位仮想変位法と剛性法の基礎概念
6.3 仮想力の原理(Principle of Virtual Forces)
6.4 単位仮想荷重法
7 エネルギー原理
7.1 軸方向力の作用を受ける直線棒におけるひずみエネルギーと,全ポテンシャルエネルギー停留および最小の原理
7.2 骨組についての全ポテンシャルエネルギー停留および最小の原理
7.3 軸方向力の作用を受ける直線棒の軸ひずみエネルギーとコンプリメンタリーエネルギー
7.4 骨組についてのコンプリメンタリーエネルギー停留および最小の原理
7.5 相反定理(Reciprocal Theorem)
8 応力法(柔性法)
8.1 考え方
8.2 適合条件(連続条件)と適合条件式
9 極限解析と弾塑性解析
9.1 完全弾塑性梁の荷重‐変位曲線
9.2 塑性ヒンジ
9.3 塑性崩壊と仮想仕事(速度)式
9.4 極限解析の基礎定理
9.5 ラーメンの極限解析法
9.6 軸方向‐曲げモーメント相関降伏条件と一般化塑性ヒンジ
9.7 建築ラーメンの極限解析
9.8 弾塑性解析法
10 構造設計への応用
10.1 建築骨組とその力学モデル
10.2 設計用荷重が支持される経路
10.3 構造設計における構造力学的工夫
付録 柔性行列法
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