内容紹介
一般相対性理論や量子論の予備知識がなくても読めるループ量子重力の平易な入門書。前半の部分では、準備として特殊相対性理論とMaxwell理論、一般相対性理論の最低限の知識に言及し、拘束系の力学、Yang-Mills理論、場の量子論の要点を概説する。後半では、Ashtekar変数を用いた古典重力理論の正準形式を導入しループ表現に基づく背景独立な重力の量子化の基本概念を論じている。
目次
第1章 何故,重力の量子化を試みるのか?、第2章 特殊相対性理論と電磁気学、第3章 一般相対性理論入門第4章 拘束条件と正準形式による場の力学、第5章 Yang-Mills論、第6章 量子論と場の量子論の基礎、第7章 Ashtekar変数を用いた一般相対性理論、第8章 ループ量子重力、第9章 ループ量子宇宙論、第10章 発展的な話題、第11章 未解決問題と論争、参考文献。
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