内容紹介
本書「第2版 一般化学」の改訂内容は次の通り。 基礎編では、原子や分子をできるだけ直感的にとらえられるように書き直し、さらに単位を改め、図表も書き替え、理解しにくい記述を平易な解説。 また、これまでのつながりは高校化学とのつながりを意識しなかった大学教科書がほとんどであったことを考慮して、単位・用語・解説に連続性が保てるよう配慮。応用編では、自然エネルギーの利用についての記述を充実、環境ではデータの大幅な書き替え、身近な化学物質として「化粧品の化学」も追加。現時点で身の回りで話題になるような項目をできるだけ多く取り入れている。所属する学部を問わず、大学で自然科学を、なかでも化学を含む教科を履修するコースの学生や化学に関心を持つ学生を対象に、新しい時代の化学を広い範囲にわたって修得できるように編集。
目次
基礎編
１ 化学とは
１．１ 宇宙と地球の歴史
１．２ 化学の歴史
２ 原子とその構造
２．１ 物質を構成するものは何か
２．２ 原子の構造
２．３ 量子力学
２．４ 電子配置と元素の周期性
２．５ 原子量と分子量
３ 化学結合
３．１ イオン結合
３．２ 共有結合
３．３ 金属結合
３．４ 配位結合
３．５ 水素結合
４ 物質の性質
４．１ 気体
４．２ 液体
４．３ 固体
５ 酸と塩基
５．１ 身近な酸や塩基
５．２ 酸と塩基の定義
５．３ 共役酸‐塩基対
５．４ 酸と塩基の水溶液
５．５ 水のイオン積とpH
５．６ 電離度と電離定数
５．７ 中和と塩
５．８ 塩の加水分解
５．９ 緩衝液と緩衝作用
６ 酸化と還元
６．１ 酸化・還元とは
６．２ 酸化数
６．３ 電池
６．４ 電気分解
応用編
７ エネルギー
７．１ 化石エネルギー
７．２ 核エネルギー
７．３ 自然エネルギー
８ 環境
８．１ 大気圏
８．２ 水圏
８．３ 土壌
９ 材料の化学
９．１ 無機材料
９．２ 有機材料
９．３ 有機‐無機複合材料
10 高分子化合物
10．１ 天然高分子化合物
10．２ 合成高分子化合物
11 生体物質
11．１ 糖質
11．２ タンパク質
11．３ リン脂質
11．４ 核酸
11．５ 酵素
11．６ 生理活性物質
11．７ 油脂と健康
12 農薬と食品添加物
12．１ 農薬
12．２ 食品添加物
13 洗剤と化粧品の化学
13．１ 洗剤の化学
13．２ 化粧品の化学
14 色とにおいの化学
14．１ 色
14．２ においとにおい物質
