波動
著者名 高橋 秀俊 監訳
発行元 丸善出版
発行年月日 2011年06月
判型 A5 210×148
ページ数 672ページ
ISBN 978-4-621-08395-6
Cコード 3342
NDCコード 424
ジャンル 物理学 >  振動・波動
物理学 >  シリーズ物理学 >  〈復刻版〉バークレー物理学コース

内容紹介

本書〈復刻版〉バークレー物理学コース 波動は、基本的な波動の諸概念およびそれらの間の関係認識を発展させることにある。音、光などの観測される自然現象に基づいて構成するのではなく、波動という概念に基づいて構成。 さらに、波動の概念の幅広い適応性と一般性を具体的に経験してみることも目標。また、ここで紹介する実験は家庭実験で、“台所の科学”というような種類のものばかりです。多くの場合は、実験というより、実例と呼んだほうが相応しいもので、学校の講義では味わえない喜びと、洞察も与えてくれる。

目次

1.簡単な系の自由運動
 1.1 はじめに
 1.2 自由度1の系の自由振動
 1.3 線形性と重ね合せの原理
 1.4 自由度2の系の自由振動
 1.5 うなり
2.多くの自由度をもつ系の自由振動
 2.1 はじめに
 2.2 連続な弦の横振動
 2.3 連続な弦の一般運動とフーリエ解析
 2.4 自由度Nの不連続な系のモード
3.強制振動
 3.1 はじめに
 3.2 一次元減衰振動子における強制振動
 3.3 自由度2の系の共鳴
 3.4 フィルター
 3.5 自由度の多い閉じた系における強制振動
4.進行波
 4.1 はじめに
 4.2 一次元の調和進行波と位相速度
 4.3 屈折率と分散
 4.4 インピーダンスとエネルギー束
5.反射
 5.1 はじめに
 5.2 完全終端
 5.3 反射と透過
 5.4 二つの透明媒質のインピーダンス整合
 5.5 薄膜内での反射
補遺
 1.弱く結合した同等な振動子の“微視的”な例
 2.ドゥ・プローイ波の分散関係
 3.“古典的には禁止されている”空間領域への“粒子”の浸透 
 4.ドゥ・プローイ波の位相速度と群速度
 5.ドゥ・プローイ波の波動方程式
 6.一次元の“原子”からの電磁放射
 7.時間的可干渉性と工学的うなり
 8.空はまだ明るいか?
 9.物質中の電磁波
【下巻】
6.変調、パルス、波束
 6.1 はじめに
 6.2 群速度
 6.3 パルス
 6.4 パルスのフーリエ解析
 6.5 進行波束のフーリエ解析
7.二次元および三次元の波
 7.1 はじめに
 7.2 調和平面波と伝播ベクトル
 7.3 水の波
 7.4 電磁波
 7.5 電電荷からの放射 
8.偏光
 8.1 はじめに
 8.2 偏光状態の記述
 8.3 偏光の生成
 8.4 複屈折
 8.5 帯域幅,可干渉時間,偏光
9.干渉と回折
 9.1 はじめに
 9.2 可干渉的な2個の点波源の干渉
 9.3 独立な2個の波源の干渉
 9.4 どのくらいの大きさまで“点”波源とみなせるか?
 9.5 進行波“ビーム”の角度幅
 9.6 回析とホイヘンスの原理
 9.7 幾何光学
付録
 A.1 テーラー級数
 A.2 よく用いられる級数
 A.3 調和関数の重ね合せ
 A.4 ベクトル恒等式

出版社からのメッセージ

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本書は、書籍からスキャナによる読み取りを行い、印刷・製本を行っています。
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