内容紹介
本書は、さまざまな学術コンテンツのデジタル化の進展と、大学・研究図書館や大学における研究・教育がそれに対してどのように対応していくべきかについて考察した「第1回NII国際シンポジウム」(2003年3月)の講演内容を元に加筆修正したものである。図書館や研究者・出版社を含む学術コミュニケーションに変革をもたらしている「電子図書館」や「電子ジャーナル」の現状と課題に関して、米国の先進的事例とともに、わが国の大学図書館、学会、出版社や代理店を取り巻く諸状況や将来の展望について解説。
目次
1 電子図書館と電子ジャーナル-最近の動向と今後の課題
2 ディジタル・コレクション-小惑星、ムーアの法則、スター・アライアンス
3 電子図書館とデンシジャーナル-新しい挑戦
4 SPARC2003-機関レポジトリーとオープン・アクセス
5 化学系情報のディジタル化と研究の発展
6 ISIのジャーナルの選定プロセス
7 5年後の学術コミュニケーション