top index | 2019index |
HSCがとらえたアンドロメダ銀河。くわしくはp.4からの特集記事「すばる ハイパー・シュプリーム・カム」を参照。(クレジット:HSC Project/国立天文台) <今月の切手> 学術会議50年記念の切手。 57ページに関連するコラムがあります。 (通) (平成30年12月12日郵模第2786号) |
特集記事 |
特集:すばる ハイパー・シュプリーム・カム 巻頭言:超広視野カメラでとらえた宇宙 宮崎 聡,花輪知幸 天体観測用広視野カメラ ハイパー・シュプリーム・カム 宮崎 聡 暗黒物質地図の作成 大栗真宗 重力レンズで探る宇宙の暗黒物質構造の成長 日影千秋 分光サーベイとの組み合わせで探る宇宙の泡構造 内海洋輔 多数の原始銀河団を発見 柏川伸成 銀河系に付随するきわめて暗い衛星銀河の発見 千葉柾司 くじら銀河には化石がいっぱい 田中幹人 |
||
宇宙初期の音響波が残したもの バリオン音響振動は宇宙のものさし W.J. パーシバル 樽家篤史 訳 アメリカ物理学協会誌の出発点 『フィジックストゥデイ』の原点 D. カイザー 矢崎紘一 訳 |
||||
粉体仕様の熱力学理論 A.G. スマート 西森 拓 訳 合金の瞬間冷凍が加速する相変化メモリー A.G. スマート 長谷宗明 訳 ニュースダイジェスト C. ミドルトン,A. ロパカ,A. グラント ほか 形で粒子をより分ける / 原初の合体が天の川銀河の形成に一役 / 長年の探索で暗黒物質がついに見つかった? / 風による旅に最適化されたタンポポの種 ほか クローズアップ: 電荷寿命1000倍,有機太陽電池の究極構造を実現 北尾岳史,植村卓史 超流動ヘリウム3におけるカイラルドメインのMRI観察 佐々木 豊 金融ブラウン運動 高安美佐子 随想: 物理学者レフ・シュブニコフの研究と短すぎる生涯(後編) 斯波弘行 連載:地震のメカニズム解明―本当に地震予知はナンセンス? あんた,地震の何なのさ?――短期前兆のメタ理論 中谷正生 コラム:私はこうして物理を選んでしまった 何度も絶望する男 中村卓磨 講座:電磁気現象にみる古典と量子の交叉点 第11回 量子の幾何学としての電磁相互作用:ゲージ原理への道 筒井 泉 |
||||
フォーラム 3月号予告 執筆者・翻訳者紹介 今月の切手 小沼通二 今月のキーワード 暗黒エネルギー / 冷たい暗黒物質 / アトラクターベイシン |
||||
|
|
超広視野主焦点カメラによる観測 すばる望遠鏡用に開発された可視光カメラHyper Suprime-Cam(ハイパー・シュプリーム・カム)。一度に撮影できる視野が1.5度角と広く,視野全面にわたり高い結像性能を実現しています。広い天域を調べ尽くす探査観測の初期成果を紹介します。(p.4) 宇宙膨張を測る 宇宙初期の音響波が生成した密度パターンが,銀河の分布に影響を及ぼしています。宇宙の再結合期を経て,暗黒物質とバリオンの複合系による重力を受けて成長した空間パターンの痕跡をみることで宇宙膨張を測定することができます。そのしくみを探ります。(p.38) |
||||||||||
専門化・細分化する学問分野の統合をめざす 米国物理学協会の『フィジックストゥデイ』誌は創刊70周年を迎えました。第2次世界大戦終結直後,物理学の細分化が進んだ時期に創刊された同誌は,社会とのつながりや知的結束の回復をめざしてきました。その歴史を振り返り物理学界の将来を展望します。(p.48) 有機太陽電池の理想構造を実現 周期性の細孔空間を構造内に有する多孔性材料を利用することで,2種類の異なる分子が規則的かつ交互に配列した超構造体をつくり出すことに成功しました。光電子デバイスの高効率化はエネルギー問題を解決することができるでしょうか。(p.69) |
||||||||||
|
||||||||||
top index | 2019index |
|
|