教科書に出てくる歌人・俳人事典

教科書に出てくる歌人・俳人事典

著者名 高野 ムツオ
西澤 美仁
花部 英雄
発行元 丸善出版
発行年月日 2022年12月
判型 四六 188×128
ページ数 332ページ
ISBN 978-4-621-30755-7
Cコード 0592
NDCコード 911
ジャンル 人文科学 >  人文科学_総記・事典
文芸

内容紹介

国語や古文、現代国語、あるいは百人一首などでも昔の人の和歌・短歌・俳句に触れる機会があります。それぞれの歌にはさまざまな感情や情景が読まれていますが、読んでいる歌人・俳人はどのような人生を過ごしていたのでしょうか。

本書では中学・高校での和歌・俳句の授業で扱われる歌人・俳人65人を各4ページで取り上げ、時系列ごとに並べて、生涯と作品の傾向、代表的な歌集、文学史的な歴史的背景、おもな和歌の歌意と鑑賞を解説します。彼ら彼女らが興味を持っていたこと、取りくんでいたこと、さらには身近な人との関係などのほほえましいエピソードをできるだけ盛り込みました。その前段として第 I 部では詩歌の基本要素をおさらいするとともに、万葉集から近現代までの流れを説明いたしました。

和歌俳句を一歩踏み込んで味わいたい方、歌人俳人の人生に興味のある方、歴史に興味のある方にもぜひおすすめめしたい1冊です。

目次

第 I 部 和歌・俳句とは
詩とは何か/和歌の技法/連歌の技法/俳諧のルール/短歌のルール/俳句のルール/始原としての『万葉集』/『古今和歌集』という規範/和歌は理想を表現する/『新古今和歌集』の世界/なぜ中世にも和歌は続いたか/京極派の独自世界/近世の和歌/躍動する詩 連歌/俳諧の誕生と流行/屹立する芭蕉/芭蕉以後の俳諧 /近代の短歌 与謝野鉄幹と正岡子規による画期/『アララギ』の創刊/近代の俳句 子規と『ホトトギス』/高浜虚子と河東碧梧桐

第 II 部 時代区分による歌人・俳人たち
1章 『万葉集』の時代の歌人たち 
額田王/天武天皇/柿本人麻呂/山上憶良/山部赤人/大伴旅人/大伴家持

2章 『古今和歌集』の時代の歌人たち
小野小町/遍昭/在原業平/藤原敏行/凡河内躬恒/壬生忠岑/紀友則/紀貫之/和泉式部

3章 『新古今和歌集』の時代の歌人たち
藤原俊成/西行/寂蓮/式子内親王/藤原定家/藤原良経/俊成卿女/後鳥羽院/源実朝

4章 江戸時代の俳人・歌人たち
松尾芭蕉/上島鬼貫/加賀千代女/与謝蕪村/小林一茶/向井去来/良寛

5章 近現代の歌人たち
与謝野晶子/伊藤左千夫/島木赤彦/前田夕暮/若山牧水/北原白秋/石川啄木/会津八一/釈迢空/斎藤茂吉/土屋文明/宮柊二/近藤芳美/塚本邦雄/中城ふみ子/寺山修司/河野裕子

6章 近現代の俳人たち
正岡子規/高浜虚子/種田山頭火/尾崎放哉/飯田蛇笏/杉田久女/水原秋桜子/中村汀女/西東三鬼/中村草田男/山口誓子/星野立子/加藤楸邨/石田波郷/金子兜太/飯田龍太

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